インフル予防にマスクは「推奨していない」厚生労働省
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医学用語の「推奨しない: not recommended」は、無駄であるという意味ではありません。推奨できるほどのデータがない、という意味です。
CDCによると- マスクをするのは感染している人、医療従事者で、一般の人はしなくてもよい。ただしワクチンを打っていないハイリスク群は、危ない時期はしっかりマスクをするように。
https://www.cdc.gov/flu/professionals/infectioncontrol/healthcaresettings.htm
インフルエンザ患者の、家庭内感染を、手洗い・マスクで7割減ったという研究もあります。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/15/2/pdfs/08-1167.pdf
インフルエンザの人と濃密な接触がある場合に、マスクは有効かもしれませんが、普通はそんなに他人と近づかないので、いらないかもね、ということです。
この時期に公共の場でマスクをするよりは、ワクチンの方が有効性が高い、は正しいかもしれません。もちろんワクチンで普通の風邪は予防できません。
私の場合、普段マスクはしませんが、感染している人と接近する可能性のある外来、病棟ではマスクをしています。接触感染もあるので適切に手を洗います。汚染された手を肩から上にもっていかないように心がけています。そして、電車などの狭い空間で、誰かが咳をし始めたらマスクをしたくなります。「自分を守る手段としては」私はマメに水分補給をしています。口腔内に付着しているウイルスを胃に落として胃酸で溶かしてしまえ作戦です。
完璧ではないが、それなりの効果はあるんじゃないかという趣旨で、ご紹介しておきます。