止まらない「クリプトジャッキング」──暗号通貨の採掘がもたらす「狂騒曲」の行く末
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ちゃんとファンドのようにオープンに集めて、使ってない端末の能力を集めてマイニングしてそれを分配する仕組み作れば良いんじゃないかなぁ。
じゃないと、単純に電力の安いところや、量子コンピュータのような技術に駆逐されてしまうかと。
注目のコメント
デバイスを保有・管理している人に許可なくCPUリソースを使うのは、単なるマルウェアであり違法です。そもそも、今時、一般人のCPUリソースを(逮捕されるリスクを冒してまでも)タダで使えたとしても、ASIC搭載のマイニングファーム相手に勝ち目はないので、ビットコインなどのメジャーな通貨のマイニングには使えません。記事でも、事例としてもMoneroが出てきますが、こういう仮想通貨にしか使えないので、被害も限定的でしょう。「狂騒曲」っていうほど流行っているとも思わないですけどね。
私は法律家ではありませんのでよくこのようなことを考えます。
1,無許可でブラウザのプロセスに大きな負荷を掛ける「無意味な処理を行わせること」
2,無許可でブラウザのプロセス上に大きな負荷を掛け、「暗号通貨をマイニングすること」
要するに無意味にヘビーな処理を行わせることは何らかの「被害」と定義できるレベルのことが起きていない限り、単なる「意地悪」や「このサイト遅いね」ということに集約すると考えます。
一方で「結果として」それが暗号通貨をマイニングする処理だった場合には「クリプトジャッキングだ」と犯罪と定義される。
この一番のもつれを解くには「マイニングされた暗号通貨の所有権は処理装置の所有者なのか、処理を開始するトリガーを引いた者なのか」という点をはっきりさせないといかんと思います。
しかしこれはほとんど解はでていて、それは「処理装置の所有者だ」ということだと思っています。
「演算を行う事」に対する対価が暗号通貨なわけであって、指示元がどこであれ「仕事をした」のは処理装置であるからです。
何とも面白いですが、色々と法整備が追いついていないという感触を受けます。