仮想通貨ブームの主役。「リップル」の可能性と課題
コメント
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昨年、ripple社の面々とお会いする機会がありましたが、rippleの成し遂げようとしているプロダクトについて熱く語っていました。
各国の中央銀行や金融機関、規制とも向き合い、多くの信用、信頼を集めてきた結果が少しずつ見えてきた事が価格にも反映されたのでしょう。
そういった生の情報をジャパニーズコミュニティが正確に発信することが支えになっているともおっしゃていました。
残念ながら誤った情報を信じている方が多いのも現状。
国際的な価値移転におけるデジタルスタンダードになるべく前進をしていき、多くの迷信を吹き飛ばしてほしいと思います。
注目のコメント
コメント、間違いが多いですね。記事も書き方に疑問あり。誰か校閲したのかな。NYTとはいえ、仮想通貨界隈の基本スタンスは、「トラストレス」。記事もコメントも、自分で信じるか否かを判断する必要があるかと。
※当方、XRPは保有しておりませんし、特に推しているわけでもありません。
1. 散見されるのは、リップル=通貨の表記。リップルは企業、XRP(ザープと読みます)が通貨。XRPはリップル社のソリューションの1つに過ぎません。例えば、「リップルへの投資」と「XRPへの投資」では全く意味が異なります。
2. コメントに、仮想通貨は発行体がないのが原則とありますが、そのようなルールはありません。PoW系以外の通貨では、発行主体がいる通貨が山のようにあります。
3. 売り抜けによる価格暴落リスクについてコメントに記述がありますが、リップル社の保有するXRPのうち、550億XRPはエスクローによりロックアップされています。上限は毎月10億XRPの放出. トランザクションも追えます。勿論倒産リスクはあります。まぁ、株だって紙クズになりますけど。
4. 発行枚数の上限もビットコインと比べられますが、使用できる「最小単位」が異なるので、そこまで大きな差はありません。
5. ほとんどの疑問に、リップル社はweb上で回答しています。毎期、リップル社からはレポートが出ておりますので、そちらを参照されるのが1番確実かと。
6. 仮想通貨は非中央集権が良しとされる傾向がありますが、中央集権と非中央集権は、二項対立するものでもないのでは。トークンエコノミーまで話を拡大すれば、現実的には「プチ中央集権」が増える可能性が高いかと思います。皆さんだって、銀行が無い世界なんて、不安じゃないでしょうか。
お目汚し、失礼致しました。リップルは、独自の仮想通貨XRPを媒介とした、ブロックチェーン技術による送金システムを考案しましたが、本文に記載されているように、まだ商用利用には至ってません。
国内でも金融機関がリップルを採用した送金システムの実用化のニュースがありましたが、正しくはブロックチェーンは使われておりません。これは、xCurrentというソフトウェアを使って、送金事務を効率化するものです。
https://ripple.com/solutions/process-payments/
将来的には、リップルのブロックチェーン技術の実現に期待したいのですが、一点気になることがあります。
仮想通貨は発行体がないことが原則ですが、XRPはリップルが発行している例外的(?)な通貨です。リップル社は恣意的に発行することはないと説明しますが、事実ラーセン社長は保有するXRPで超資産家です。ラーセン社長が大量のXRPを売却したら価格が暴落するリスクがあります。また、リップル社がつぶれたらXRPはなくなってしまいます。
何だか危なっかしいですね。リップルはもう100以上の金融機関と契約を結んでいるんですもんね…。
私もリップルの将来性には注目しています。
まだまだ信頼性を確立することができていない仮想通貨の世界において、リップル・プロトコルを通じ、
銀行業界を”味方”につけているという点は、一つの大きな強みになると考えています。
また、XRPを購入することは、リップル社という企業の株式を購入することと似た意味を持つと考えている投資家も少なくないようで、
そのあたりも含め、非常に興味深い存在だと思います。
そうは言ってもやはり『仮想通貨』。
会社が倒産すれば、株券が紙切れになるのと一緒で、
リップル社が潰れれば、XRPも消えてしまうはずです。
見極めるのが難しいですね…。。
※あくまで個人的な見解です。