【秋元諭宏】トランプ流「カオスによる統治」の前途
NewsPicks編集部
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トランプ政権が2年目に突入した昨日、党派的対立から米政府は閉鎖に追い込まれ、ホワイトハウス前には数千人の反トランプ派が集まっていました。この数字が大きいか、小さいかの判断は政治的立場によりますが、トランプ政権が支持・不支持でアメリカ国民を二分しているのは事実です。
そんなトランプ政権の本質を理解する鍵として、大統領個人の特異性を背景とした、政権内の構造的な分断と政策立案の対立の焦点を絞りました。トランプ政権2年目の政策の方向性、日本が考慮すべき政策的課題についても考慮しました。トランプ政権による統治を多くが「カオス」と評し、一般にその原因はトランプ大統領本人のみにあると思われがちです。
しかし、いくら大統領とはいえ、ワシントンの巨大な官僚機構がたった一人の人間の存在によってこれほどの混乱に陥ることはないでしょう。むしろ「現在の混乱の原因はホワイトハウス内にある様々な勢力の断裂にある」というのは、アメリカ政界に幅広い人脈を持ち、つぶさにワシントンを観察している筆者の秋元さんだからこそできる分析です。
日本は安倍首相がトランプと信頼関係を構築していることからどこか慢心して緩慢な空気がありますが、トランプ政権内の対立構造から先行きは予断を許さず、油断は禁物と改めて痛感させられます。勢力図の整理、まとめはありがたいですね。
2つの勢力が対立するよりも、たくさんの勢力がカオス系で存立する方が、バランスを取れている可能性もあります。
意外と崩壊せずに続いているトランプ政権。
引き続き、注視していきたいですね。