リクルート、民泊参入へ…米エアビーと提携
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古巣の久々の大きなニュースでうれしいですね。
こういった事をリクルートをはじめとする不動産ポータル大手が取り組む意義はあると思います。
単純に東京だけで考えても、これだけ宿泊施設が足りない中、賃貸の物件は常に15%程は空き家になっています。もちろん、単純に待機の物件もありますが、空き家期間が長い物件も多いでしょう。
賃貸となると駅から遠い物件はかなり敬遠されますが、宿泊なら許容度は緩まると思われるため、不人気物件は民泊運用したほうが良くなるかもしれません。
休眠施設の活用として、選択肢が広がるのはとても良いと思います。
もちろん、住宅宿泊事業法などによる規制がある以上大きな収益は難しいかもしれませんが、それも現時点での話。今は最大限規制がきつい状態なので、緩和を見越して今のうちから手を打っておかないと、いざ緩和となった時にはすでに遅し。ビジネスの判断としては正しいと思ってます。
いざ、民泊運用しようと思ってもやり方が分からない家主ばかりだと思うので、こうやってリクルートなりが入って一定のノウハウとクオリティを担保するのは大切だと思います。
今後、規制も含めてこのような「準民泊」に近い形態がどこまで機能するのか、個人的に注目しています。
#リクルートがやるとなると、SUUMOの空室状況や賃料
じゃらんの宿泊施設の利用状況や価格などをマクロでデータ集計して、賃貸運用と民泊運用のどちらが良くなるか、等の判断もできるソリューションとかも期待。
利用者もじゃらんで、民泊が比較検討できるようになる事を期待。
#退職から一年半経ってますので、もちろん本件は全く知らず、あくまで個人的な見解です。提携はびっくり!(しかも、Suumoと)
しかし、これにて6月に向けた役者が揃ってきた感があります。
・リクルート x Airbnb
・楽天 x Lifull x Booking
・Relux x AirbnbやTujia x KDDI
・Spacemarket 単独?
・一休 x Yahoo
・百戦錬磨 x Cool Japan Fund(投資家ですが、、
・Expedia x Homestay旅館に強いじゃらん。民泊を忌み嫌う旅館業界との喧嘩を避けたいのでできるだけ発表を遅らせていた。必要ない衝突は避けたいし、名乗りをあげる一番手になって矢面にたつ意味もない。2017年末に楽天、JTB、ブッキングなど他社は出揃ったし、6月に向けてそろそろ準備しなくてはいけないのでこのタイミングで発表したのだと思う。
これでほぼ全てのメジャーOTA(Airbnb含む)が日本でのパートナーを選んだ形になった。そして日本側の楽天、リクルート、JTBもそれぞれを見つけた。
一言言わせてもらうと、これ、もう本来の意味での民泊ではありません。事業者泊です。ホテルの新ジャンルです。それなりの事業プラン、資本、法的知識が必要になります。行政から課された管理コストの増大で参入ハードルが上がったので個人ホストのインセンティブは下がり、大資本がまとめて薄く広くとらなければ利益が上がりにくい構造です。加えて事業者がやってくれるとコンプライアンスも守るし、政府としても楽。なるべくしてなった形と言えます。
でもそもそもシェアリングエコノミーは会社から個人へのシフトを後押しするものであったはず。個人から取り上げて会社のビジネスになってしまったというところは大変残念。日本の民泊はシェアリングエコノミーの亜種になってしまった。
とは言え2年前から言っていますがこれは予想された動き。そしてその先には旅行者向けのホテルではなく、日本人向けの超短期家具付き賃貸という巨大マーケットがある。旅行者マーケットと不動産賃貸マーケットを比べると規模の差は歴然。そしてこれが主戦場。将来の賃貸マーケットはエアビーやBookingを使って、住む期間だけ契約、敷金礼金手数料なし、家具も据付で必要なし、大家さんにとっても借地借家法で居座りされるリスクもないというサービスアパートメント形態に進化します。これはその前触れ。インバウンドとか旅行とかホテルの軸で見ると見誤ります。