【秘密倉庫✕アート】サラリーマンが、時価10億円の芸術品を買えた真相
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昨日までの一般向け定額保管サービスと打って変わって、本日からは絵画とワインの保管の話ですね。
普通、ターゲッティングが違うと設備投資の対象や運営ノウハウが違うので、うちは富裕層しか相手にしないとか、広くあまねくうちはサービスするとかになりがちですが、寺田倉庫は倉庫という軸であらゆるものを保管し、移動や閲覧など保管物に沿ったサービスを提供しているのですね。
社員を減らしてたとあったので、倉庫業の王道のような美術品保管に投資することは無いと思ってましたが、なかなかどうして。プロですね。特に富裕層向けサービスは顧客との戦いでもあるので、プロであることが非常に重要ですね。
(参考Ⅰ)「闘争としてのサービス」から読み解く顧客満足の誤解 -山内 裕さんインタビュー
http://gob-ip.net/blog/2015/08/15/インタビュー山内裕さん/
ところで作品によっては草間彌生以上になる横尾忠則。私は絵も版画も買ってませんが、横尾忠則の名前で出版した古書は昔、一通り神田の古本屋を廻って揃えました。が、保管はいい加減ですね。
そんな横尾さんが、ほぼ日で糸井さん相手に絵の価値について話しています。買って倉庫に入れるのは絵を投資対象としていると。
(参考Ⅱ)下記YOKOO LIFE 第11回「絵の価値」を参照下さい
https://www.1101.com/yokoolife/index.html
>> 絵の値段を誰が動かしているかというと、 ディーラーとコレクターなんだよ。
>>コレクターが「要らん」と手放したとたんに 市場がコロッと変わっちゃうんです。
>>評論家なんてぜんぜん関係ない
横尾さんは置き場所を考えずに欲しくなる作品こそ、買うべきとも。若手作家さんの作品とかはそれこそサブスクリプションでも借りれたり、画廊でも貸し出しているので、小品からコレクションしても良いかもしれません。
作品を時間をかけて観ると観察眼が素人なりにも養われます。センスは磨かれますね、確実に。宮津教授も最初は置き場所を考えずに絵を買っていたのでしょう。そこにサービスの価値が眠っているのかも。アートをどこに預けるか、という選択は、国内の倉庫業の中で考えるものと思い込みがありましたが、全然スケールの違う話なんです。
スイスかシンガポールか、日本か。
宮津さん曰く今アジアの中なら、シンガポールだそうです。
値段が高いとか安いとかそういう話じゃないんです。
その中で寺田が選ばれるか。そういう戦いだそうです。コンサルティングプロジェクトである事業を理解するために、ユーザーインタビューをするのは定石で、内部で聞いただけではわからない姿が浮き彫りになるものですが、まさにうってつけのヘビーユーザーを見つけて取材されてますね。アート分野における競争ポイントや寺田倉庫の強み弱みが非常によくわかりました