ブロックチェーンとインターネットの間でデータの橋渡しをするオラクルとは
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ブロックチェーン技術による本質的価値の一つは分散型にあると思うけど、分散型が本質的にどんな価値を提供するかを考えていくべき。分散型自体が素晴らしいのではなく、承認、変更権限が中央から分散化されることにより非改ざん性や、恣意的に変えられない約束事を作るスマートコントラクト等の新たな価値が生まれている。一方でもちろん中央集権の良さはあるわけで、国が無くなって全て国民の投票で物事を決める未来も、情報格差等考えるとあまり合理的と思えない。なので、ハイブリッドで、何が分散化されるべきで、その意義は何かというのを考えていきたい。
注目のコメント
ブロックチェーンはインターネットに匹敵する重要な「発明」とされる一方、いくつかの問題点が指摘されている。
1.膨大な数のコンピューターによる、同一取引についての同一演算であり瞬時の複製作業なので、効率的ではない
2.HD容量の拡大スピードが遅く、ブロックチェーンの寿命は10年程度で決済や支払処理が完了するまで数年かかるようになる
3.取引は10分に1回しか記録されず、新しい取引の記録には50分程度待ちなど拡張性は従来型の銀行取引技術に劣る
4.マイニングには、他の用途には使えない特殊仕様の高額な機器が使用される
5.マイナーは、確実に収入を得るためには、プール(カルテル)に参加するしかなく、演算能力は、特定のグループの人に集中している(演算能力の50%以上が4グループに集中しているらしい)
6.その特定の人によってひそかに取引履歴あ改竄され(二重支払い)が大量に発生するおそれがあるブロックチェーンに外部データを取り込む際に、そのデータの信憑性が問題になるが、ここに対してのアプローチとしてあげられるのがこのオラクル。(RDBのOracleではない。)が、未だにオンチェーンでこの信憑性を証明する適切な方法は開発されていない。インセンティブ設計が難しいんだとか。難しげだけどめっちゃ重要だと思うのでここはチェックしていきたい。