星野リゾート代表が語る、事業承継に必要な「潰してもいいからやってみろ」の覚悟
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取材時に言い忘れたことの一つは、ファミリービジネスは『立ち上げリスクを軽減した起業である』ということだ。ベンチャーは最初の3年に大きなリスクがあるとよく言われるが、それは戦略のミスではなく、ビジネスでは戦略の効果が出るまでに予想以上の時間がかかることはよくあるということだと思っている。起業を考えている皆さんで継ぐことができるファミリービジネスがある人に是非オススメしたい。もう一つは、ファミリービジネスは幅が広いが実家の仕事をビジネスと認識していない人も多い。例えば農業。これも立派なファミリービジネスであり、これからの時代に発想と情熱次第で成長させることができる可能性がある。
注目のコメント
うちの会社に「将来は家業の肉屋を継ぐ!」と言っているメンバーがいます。大阪の商店街にある肉屋らしいのですが、近隣のお店は軒並み大型店に顧客を奪われ、シャッターを閉めている中で、そのお店だけはそこでしか買えない希少部位を仕入れたり、人情味ある接客でリピーターを獲得し、大変繁盛しているそうです。
そういった親父の努力と成果を横目にしつつ、継ぐと言っているので、それはそれは覚悟を持っているんだと思います。これが本文中の「継ぐ側の覚悟」ですね。
ちなみにこのメンバーは神戸大学出身で、前職は某ネット大手企業で新規営業を担当し、それなりの成果を出しており、うちでも頑張っています。これは本文中でいうところの、親の育成がワークしている証拠なんだろうなと。うちでしっかりベンチャービジネスを学び、力強く肉屋を継承していってほしいです。最近多くの人が見たファミリービジネスと言えば、陸王の小はぜやでしょうか。結局、息子は大企業に就職させましたが、その後は心配です。
激しい体験をされた星野さんなので、体験に基づく話しは迫力がありますが、途中で出てくる「娘婿に継がせるとパフォーマンスがよい」は、因果があまり納得できず頂けません。以前、女性CEOはパフォーマンスが良いという分析の記事でもコメントしましたが、「普通に継がせる対象でない時点で、実際に継いだ人は優秀な人、もっと言えば優秀な人でないと継ぐに至らない」という要素が大きそうで、娘婿一般の話としない方がいい気がします