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日東電工、有機EL部材けん引

日本経済新聞
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注目のコメント

  • 製造業 Marketing Manager

    液晶パネルの中でも中核光学部材の一つが偏光板。偏光板は日東電工、LG化学、住友化学の3社が世界シェアの大半を占める。
    有機EL化が進むと枚数が減るので偏光板メーカーにとってはダウントレンドだが、有機ELパネルでは液晶パネルとは違ってタッチパネルのインセル化が難しく、アウトセル化される。(三星は自社スマホ向けの小型有機ELではオンセルタッチパネルY-OCTAを採用している)
    このため、有機EL化はタッチパネルサプライチェーンの間ではアップトレンド。
    日東電工には偏光板サプライヤーの顔とタッチパネル部材メーカーの顔があり、更にはタッチパネル部材やフォースセンサーを貼り合わせる両面テープでも高い技術力を持つメーカー。テープの加工すら自社で加工機能を持つ。

    タッチパネルがアウトセル化される場合、三星へのサプライチェーンではタッチパネルでは住友化学とその子会社の東友、ないしはアルプス電気が代表的なサプライヤー。(三星はオンセルもあるし、アウトセルもある。)

    Apple向けの場合は台湾メーカーがタッチパネルモジュールでは有力サプライヤーだが、タッチパネルモジュールの部材フィルムセンサーの基材となるITOフィルムでは日東電工がマーケットで大きなシェアを握ってきた。50%超。積極的な投資攻勢もあり、他社の追随を許さない。(他のサプライヤーには帝人や積水、尾池工業など)ITOフィルムはiPhoneの登場以降、一気に巨大産業になったが、その波にうまくのったのが、日東電工だった。

    先日コメントしたNISSHAもサプライチェーン上では日東電工の製造したITOフィルムを加工する立場にある。iPad mini以降、このフィルムセンサーでは日東電工やNISSHAが主要なサプライヤーとして存在感を保ってきた。(iPadは液晶パネルだったが、アモルファスであり技術的にインセル化が難しく、されていなかった。)

    参考URL
    http://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/1212/28/news091.html


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    日東電工は、液晶部品の偏光板のトップメーカー。有機ELシフトしたときに業績が下落するのではないかと言われていたが、蓋を開けてみればというところ。
    加えて、記事でも最後のほうに少し触れられているメディカル関連は、従来の粘着技術を使うところだけでなく、拡大を進めている印象で明確な注力領域。
    https://newspicks.com/news/2379312
    https://newspicks.com/news/1914334
    https://newspicks.com/news/1869424


    もう少しディスプレイ周りについて解説。
    偏光板はざっくりというと光の向きを整えるもの。液晶の場合は偏光板2枚の間に、電気をかけると向きが変わる「液晶」を入れ、また後ろにバックライトという光源を置く。そして、1枚目の偏光板を通った時に光の向きが整えられ、液晶が整列しているか整列していないかで2枚目の液晶のところで光が通るかを制御して、それによって映像を表現している。
    有機ELの場合は、光源が必要なく、そもそも3色を自分自身で表現できる(自発光と呼ばれる有機ELの特徴)。それゆえにたしか本来は偏光板不要(大部分は光学特性の改善のために1枚使っていると思うが)。
    偏光板のトッププレイヤーだったゆえに有機ELシフトが懸念されたが、結果としては他のフィルムなどで補えているということ。記事でも触れられている顧客との密着性、開発に必要なことを提供できる技術力の高さやすそ野の広さといったところを生かしているのだろう。


  • 総合商社勤務

    偏光板は日東電工、住友化学、LG化学の三つ巴だが、近年住友化学がガラス基板メーカーでもある中国東旭光電と。そして日東電工が锦江集团傘下の中国偏光板メーカーへの技術支援を公表している(日東電工は5年間で150億円の支援料を取得予定)勢力図に今後変化が生じるかもしれない。日東電工は偏光板自社特許一部オープン化等、自社基準=業界基準としたい意図が見られ、世界最大市場である中国でも提携先に対し自社技術を敢えて共有することで業界基準は日東電工であることを浸透させたい様に思う(自社技術がスタンダードである限り本家本元が一番強い)中国国産化を掲げる中国政府企業の意図を汲み取りながらも、あくまで自社を中心とした市場構築を目論んでいる辺りが非常にしたたかな戦略であると思う。


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