CCCが主婦の友社買収を発表、全株式を取得
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注目のコメント
これは面白い。
さすが「カルチャー」コンビニエンスクラブの名の通り、カルチャーのコンテンツだけをM&Aで取りに行くという。カルチャーってゼロから作るの難しいから買収って良いアプローチだと思う。蔦屋書店というカルチャーに特化した小売店舗を使って色々と実験もできるし。センス良い!
しかしアマゾン対抗とかテキトーな事言う記者だなー先日の日経の下記報道の見出しで買収をしたものと思っていたが、実際は「方針を固めた」で、今回で確報。
https://newspicks.com/news/2687145
(以下コメント再掲となるが)みんなが知っている雑誌名・会社名ではあるが、買収金額は数億円(負債がどれだけあるかは分からない)。売上はSPEEDAで見ると2016年3月期に単体で95億円。
コンテンツやキャンペーン展開のノウハウを狙いとした買収。一方で現状としてはノウハウはあっても経営が良くないという現実がこの買収価格に表れていると思う。
ノウハウがあっても、蔦屋書店やTSUTAYAにもそれぞれカラーがあるだろうし、そんなにうまくいくだろうかというのが正直思うところ。シナジーを生むというのは、そんなに簡単なものではない。
あと、雑誌自体の経営を改善することが経営的には一丁目一番地だと思う。
下記がプレスリリース。完全取得だが、議決権比率が99.9%なのが微妙に気になる…
http://bit.ly/2zdxu6VCCCは経営が苦しい出版社を買っていて今回も。コンテンツビジネスというより、生活スタイルを提案する企画会社を掲げているが、この掲げている理念と今回の買収がどうシナジーを生むのだろうか。主婦の友社に強いマーケティング力があるのか。主婦の友社の雑誌は世の流行りを後からなぞったような内容なのに。企画会社であれば、全く異分野の会社を買って新しい価値を提示した方がいいと思う。
蔦屋書店は、うまくいって新しい書店のスタイルを提示した。マーケティング力がないわけではないのだから、そのセンスを伸ばし大いに活かして、面白い事を世に提示したらいいのに、と思う。楽天に続き次が見えにくい買収案件だ。