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各界にパラダイムシフトを起こしてきたイノベーターたちは、どのような生い立ち、人生を送ってきたのか? その深部に迫ることで、イノベーションを起こす源泉をたどる。
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国際・国内旅客、貨物を対象とする航空運送事業者。フルサービスキャリア事業を強化するとともに、新たな収益源の創造・育成にも挑戦。グローバルアライアンス「ワンワールド」に加盟。
業種
航空輸送
時価総額
1.27 兆円
業績
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ちなみに、ワールドの寺井会長は卸中心のアパレルからいち早くSPA化を推進したり、販売員の(子会社のだけど)正社員化を進めたり、かなり先見性のある経営者でした。一方で2,000億円以上掛けてMBOしたのがガバナンスや財務マネジメントの側面ではマイナスに働いたのかもしれませんね。持って他山の石とせよ、ですね。
ワールドをZARAと比較した記事は↓
https://m.newspicks.com/news/1270708/
最近のワールドについては↓
http://www.data-max.co.jp/290828_ks01/
一つには、記事中にある、「まだ経営に携わっていたい」という気持ちが根っこにある人と、そこは完全に誰かに託そうとしている人の2つのタイプ、がいるという話ですが、そこの見極めが難しい、かつ本人も時と状況によって変わる、という点が悩ましい点かと思います。
私の知る得る限りの、引き際が見事だったと思える創業経営者のバトンタッチの例では、かなり周到に考えられていたと思います。網羅的ではないものの、私の観察での現時点での注意ポイントは下記です。
・いきなり外から連れてきた人を後継にしない。内部で実績を出させて慎重に複数名を競わせる形で後継指名する方が良さそう。
・創業経営者は会長に残りがちだが、会長にはならない方が良さそう。なったとしても、代表権はなくす。本業のど真ん中から少し離れた特定の事業領域管掌の役員として残る形はありかも。
・地理的に近くにいると口を出したり、古株の社員から戻ってきてほしいとか言われる可能性もあるので、遠くに移住する方が良さそう笑。
企業のターンアラウンド(第二創業)の推進は、いままでの路線を作り上げてきた創業者や中興の祖の実績や現状認識を否定しなければならない局面にかならず直面する。そのとき、2つのアプローチがある。1つは「両雄並び立たず」でいく方法で、禅譲や引退をトップに迫ることになる。もう1つの方法は「徹底して盾突く絶対的な味方」となること。ふつうにいうと右腕やファーストフォロワーといった立場になるが、心「両雄並び立てる」という気概、覚悟必要となる。これは、ラリーカーのドライバーとナビゲーターの関係であり、トップがあくまでドライブするが、横のナビの情報と指示が生命線となる。そしてふたりの判断と行動の息が合っていないと一緒に崖から落ちてしまう。私の限られた経験の範囲内だが、「徹底して盾突く絶対的な味方」となる方が成功の確率は高い。
「オーナーとのコミュニケーションは難しい。オーナーの個性にもよると思いますが、大きく「まだ経営に携わっていたい」という気持ちが根っこにある人と、そこは完全に誰かに託そうとしている人の2つのタイプがあります。」
「ご自身でも会社が厳しい状況にあることは分かっていて、私に任せなければいけないと頭では理解していても、最後のところを渡しきれない。」
ワールド
https://goo.gl/fYm4Kk
オーナーの気持ちもよく理解できるだけに、迎え入れられた後継者はいろいろと葛藤します。(どういう決断・方向に進もうが、良し悪しがない世界)