ドワンゴ川上会長、niconico運営責任者を“退任” 栗田取締役のもと新体制へ
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注目のコメント
最近のニコ動の騒動(?)で気になるのは、「モノ申すユーザー」がお金的にはどれくらい貢献しているのかということ。生放送で意見交換ということなので有料会員ではあるのかなと思います。他の課金体系をあまり知らないのでARPU的にどうなのかはちょっと想像つかないのですが、どうなのでしょうね。
ニコ動と言えば古参の声が異様に強くて「あの頃はよかった」とか、ユーザーIDの若さを自慢するとか、そんな昔の勝手なイメージで私は止まっているのですが(笑)そういうユーザーの声はあまり聞きすぎる必要はないと思っています。お金を落としていないのならなおさら。
サービスが大きくなるときに付きまとう問題だと思います。さて、ニコ動はいまどの辺にいるのでしょうかね。いや完全にイノベーションのジレンマというか、ニコニコのインフラはクラウド以前に作られたもので屋上屋を重ねる的な高コストなものになってる。abemaTVとかはクラウド上に構築されてるんで、Amazonとかよりは多少は高くなってるだろうけど競争力のあるインフラコストで戦える。クラウド以前以後で結構大きく変わったんだよね。
戦略が弱すぎるんですよね。
niconicoの価値はどういうもので、ユーザーに与えたい価値はなにで、ユーザーは何を求めているか。ただそれを考えて動けばこんな場当たり的なことにはならなかったと思います。
私見ですが、niconicoは2ちゃんねるを源流にするいわゆるオタクの人たちの交流の場であり、ディープなノリで作られた場所だったわけです。なので、2ちゃんねるで造語やノリが生まれるのと同じようにniconicoだけの文化が作られていったってことですね。
残念ながらこの文化は運営側が仕掛けたわけでもなく、たまたま時期が良くそうなったというだけです。
YouTubeではYouTuberが取り沙汰されていますが、ユーザーが視聴者でありながらコンテンツの提供者であるプラットフォームはむしろniconicoのほうが強みだったはずです。
niconicoは一つのネタからさらにネタを載せていくという動画間の連続性がありながら、さらにコメントによって即時のフィードバックとさらなるネタが生まれる。さらにniconicoのランキング形式によって、niconico内での流行りやネタが共有され、さらに内輪で盛り上がるという構図が出来上がっていたわけです。
しかし、niconicoは収支のためにユーザーの環境に制限をかけてユーザーを動きにくくするという最悪の手を打っている。
ユーザーだって飽きは来ますし、使いにくいならもういいやってなってしまう。そりゃ誰でも使いやすいYouTubeや他の動画プラットフォームに流れますよね。
僕自身もニコニコ動画(仮)から居た最古参のユーザーで実況動画や歌ってみた動画やMADなどめちゃくちゃ楽しませてもらいました。
これも一つの時代の変遷なのかもしれませんが、あのディープな時間が無くなるのは寂しくも思います。
そして、ああいう文化だからはしゃげた人たちも居たと思いますので、もう一度運営には奮起してもらいたいと思います。