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大企業は人材の歩留まりを考えて採用していると思います。残る人はある意味会社の文化や事業機会に適性が合う人たち。それはそれで良いセレクションプロセスだと思います。
自身が思い切りストレッチしましたが、同時に感じたのが、「歯車」を脱して「心臓」になる感覚。「野党」から「与党」といってもよいかもしれません。
自分の決定で、様々なことを実行に移せる醍醐味は小さな組織ならでは。経営技量が大きく上がったことを実感しました。
また、創業オーナーという人生をかけて事業を創っている人の間近で働くことも、大きな学びになりました。金銭・時間感覚の鋭さ、リスクと取るときの殺気、人を見る眼力の鋭さなど、サラリーマン経営者にはない凄みに溢れていて、今振り返っても貴重な経験になりました。
30歳前後で出産を、と“短期決戦”望むのが印象的。
外務省からの転職も、NewsPicksへの転職も、世間的には遅いタイミングでかつ異業種。様々なニーズやビジョンがマッチすれば、私のようなパターンもあると思います。
大組織のリソースの凄さは離れて実感する一方、スタートアップでは、ここまで伸ばすか、というぐらいストレッチが必要。自分よりも若いメンバーとフラットに議論し、40過ぎても、1年前は考えもしていなかった新しいことを一緒にやっていく、というのは楽しいです。
ユーザベースのSPEEDAとNewsPicksの両方に関わっていて、まだここは可能性があると感じることがあります。1社ワンサービスだけでは出せない部分で、単なるストレッチ以上の威力が出せる気がします。海外にいるからこそ見えることも。
外務省に一生いるというのが暗黙の前提だったことを考えると、今の自分は全く想像していなかったし、意図的に創り出したつもりもありません。どの組織でも、参加するタイミングと、周囲の人に恵まれたことは確かです。
自分は「習うより慣れろ」タイプで、そのほうが自分にとっての成長が大きいのでベンチャーのほうがあっていると思っている。一方で、大企業ならではの体系化された方法論や、そもそも教育に時間をかけられる余裕は大きい。
あとは社会へのインパクト=行動量×企業規模というところも実態。ベンチャーは行動量でカバー、大企業は企業規模でカバー、最後のインパクトでは規模の差が圧倒的にゆえにベンチャーではできないことも当たり前だが少なくない。
向き不向きもあるし、やってみないと分からない。
個人的に社会が向かってほしい方向は、大企業だから・ベンチャーだからではなく、それぞれ体験して人材が交流すること。そしてそれぞれが働きやすい環境で働くことも重要だし、両方を知っているからこそ両方をつなげられる人材も増えること。それに大企業の中でもベンチャー的な動きも重要だし、ベンチャーも大きくなる中で大企業から学ばなくてはいけないところはとても多い。その観点でも、両方知っている・できる人材の厚みをどれだけ増やすかは社会にとってもキーだと思う。
ただ、妊娠出産して子供が出来て、上手に働けるかというとそうでもない。
そもそも子供が思い通りにできることも、子供が健康でいてくれることも奇跡。ベンチャーだと景気に左右される恐怖感は大企業のそれとは違う。
我が家は想定外のハプニングに見舞われて、せっかくのベンチャー勤務なのに、今後少しでも成長する機会を損失する予定。それでも人生は続く。
もちろん成長することは大事だけど成長が目的化するのも危険だと思う。成長してどれだけ社会に貢献できるようになるのかが大事だと感じる今日この頃。ベンチャー礼賛ではなく、大企業でもベンチャーでも、何を目的に働くかをちゃんと考え、見極めることが必要だと感じる今日この頃です。
大企業に在籍していても、自分の代わりはいくらでもいます。
規模の小さな会社の方が存在意義を感じる若者が増えているのかもしれません。
人材の流動化がすすむひとつのキッカケになることを願っています。
急成長のベンチャーっていってももう結構なサイズの会社だし勝馬に乗る的な感じがしなくもない。
もっというと大手商社入社前にそういうことがわかってなかったのか、わかってたけど世間的に履歴書保険で一度は総合商社入社にいったのか。
まあでもこういう人がいないとベンチャーも組織だった運営ができないからお互いにウィンウィンってとこでしょうか。
とは言えちょっと大きめの歯車になっただけだという自覚は必要かと。
なんかうまく言えないもやもや感を感じて辛口ですみません。
個人的には、三上さんが仰る若者回流組の回収ができるような魅力的かつ度量の大きな会社になれればと思います。
それにしても、毎日がジェットコースターみたいなイランに送り込んでくれた上司・会社には心から感謝しています。
つかこのメディア、総合商社を叩いてるのは親の仇かなんかなんでしょうか。