【2018年特集】産業を作り、地域に貢献する。「理想的な資源開発」とは
コメント
注目のコメント
マダガスカルで進んでいる世界最大規模のニッケル開発について、現地を訪れた経験もある、お嬢様芸人のたかまつななさんを聞き手に迎えて掘り下げました。ニュースでは数字しか見えてこない地球の裏側での大規模ビジネスも、そこで実際に働いている人の声を聞くと、また違った感覚で捉えられます。
<追記>本文中に一部誤解を招く表現があったため、内容を修正しました。政変、パートナーの離脱など、なかなか大変なプロジェクトですがよく続けてらっしゃると思います。
ところで、たかまつさんの発言の中で「ただ、風景は日本とまったく違いますね。本当に未開の地、という感じで。」というのがあります。たかまつさんがJICAの取材で行かれたなら、アフリカ・マダガスカルの中でもとくに開発がされていない農村等に行かれたのではないかと思いますので、風景や人々の生活方法に衝撃を受けられた素直な言葉だと思います。「日本なら江戸時代に使われた道具ですよ! (苦笑)」ともありますね。
ただ、マダガスカルも街や都市部はまったく未開ではないですし、「未開の地」という言葉は通常とてもネガティブに使う言葉で、我々とは違うと相手との間に壁を作る言葉であり、最近話題になった「暗黒大陸」と同様のレベルの言葉かと思いますし、少なくとも言われて嬉しい言葉ではないと思います。
「現地の人々の暮らしをこの目で見ているので」とおっしゃっていますが思い上がりです。訪れたことはあるが、自分は何も見えてないかもしれない、というところから始めないと、理解はできません。SDGsの企画でこのような内容となっていることがとても皮肉に思います。
追記)
上記に引用した部分を削除したというご連絡を編集部から受けました。たかまつさんの感覚は日本人のフツーの感覚だと思いますし、「芸人のサービス精神だった(by編集部)」というのも失礼な話とは思いますがよくある話かと思います。山本衆院議員の「あんな黒いの」もセミナーでのサービス精神だったと思いますし。個人的にはこういった場合の謝罪や削除はどうでもよく、元の内容に編集部や読んだ人が何も感じていなかったこと、削除してもなくならない心の中にある偏った物の見方に気づいてほしい次第です。