大物創業者の企業支配に弊害(写真=AP)
日本経済新聞
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興味深い。攻めて会社を大きくしようとすると、このくらいダイリューションするよね。日本は特殊すぎる >アリババ、アルファベット、アマゾン、フェイスブック、ネットフリックス、テンセント、テスラ、そしてソフトバンクだ。この8社では、創業者の経済的な持ち株比率の中央値は13%だ。現在の軌道では、5年後には8%に低下する。
株式の売却と希薄化がもたらす効果を知るためには、創業者が経営する企業8社をみるといい。アリババ、アルファベット(旧グーグル)、アマゾン、フェイスブック、ネットフリックス、テンセント、テスラ、そしてソフトバンクだ。この8社では、創業者の経済的な持ち株比率の中央値は13%だ。現在の軌道では、5年後には8%に低下する。ハイテク界の大物はそれ以上のペースで売却を進めるかもしれない。
企業の種類は大きく言って2つある。何でも自分で管理したがる「コントロール・フリーク(支配魔)」が経営する企業と、さらに強烈な「コントロール・ファナティック(支配狂)」が経営する企業だ。
アジアの支配狂は別の手段を使う。孫正義氏は(創業者として)ソフトバンクの経済的権利、議決権の21%しか持たない。だが、1千億ドル規模の系列投資会社「ビジョン・ファンド」を立ち上げており、同ファンドに対しては孫氏がほぼ完全な支配権を握っているようだ。