日本のスーパーやコンビニが置き去りにしてきた「致命的欠点」
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個人店は消費者が欲する情報量が多く、量販店は情報量が不足しているという視点には疑問がある。 これは、零細性善説という宗教みたいなものだ。
個人店の対面接客情報は、マーケティングと捉えるべきだろう。
対面接客にかけるコストは、価格に反映されると考えるのが必然であり、また、対面接客率を高めれば、高く売れるというのは一般に知られたところだ。そこで与えられた情報が「オネスト」である根拠はどこにもない。
むしろ量販よりもはるかに消費者を自らの悪意をもってコントロールできてしまう手法なのである。
注目のコメント
"チェーンストア理論に則った情報提供といえば商品名と売価、ポジティブ情報しかない。"
KPIで管理するためには記号化と定量化が必須ですが、複雑になりすぎるので単純化する傾向にあります。野菜は種類も多く、状況をオネストに知らせるというのはそれだけでも大変そう。こういう記事を見ると、大規模な大型スーパーに対し、地場の小型スーパーや八百屋などの個人商店が善戦できる理由の一端が見える。
売り手と買い手との間にある、取引される商品についての情報格差を「情報の非対称性」というが、情報の非対称性が大きいと取引には支障が出やすい。情報を持っていない消費者がババを引かされやすくなるからだ。
こうした情報格差は大型のスーパーでは大きい。特にスーパーの売り上げの4分の1程度を占める生鮮食品(農産物、畜産物、魚介類等)では、消費者には産地以外のほとんどの情報が開示されない。一方で、小型スーパーや個人商店では、そうした情報が開示されやすく、消費者は安心して買い物ができる。
商品の品質が均一な加工食品では大量仕入れのスケールメリットがはたらき、大型スーパーの方が商品価格が安くなりやすいが、生鮮食品ではそうはいかない。特に生鮮食品は、地場の店の方が消費者にとって有利なこともあるということだろう。二極化すればいいのにね〜。
ローコスト化既存路線はAmazonGo的な無人化へ
今回の記事にあるようなところは、古き良き八百屋系?マルシェ系?とりあえず接客重視でポジティブ、ネガティブ両方の情報もコミュニケーションで伝える形へ
消費者が選んで店に入ればいいと思う。
ちょっとズレちゃいますが、ショッピングセンターは最終的に地域のコミュニティーになるか、ショールームになるかだと思ってます。
コミュニティーになる方は商店街の未来形。
ショールームになる方は通販サイトのリアルエントランス。
そういう感じに思いました。本記事も。