東レもはまった「特採」のワナ データ改ざん底なし
日本経済新聞
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注目のコメント
下記記事も併せて読んでいただきたい。記事が指摘しているような点もあるが、現実論として品質(公差・特性)と歩留まりのバランスは重要だし、それが顧客にも最後は影響してくる。
実際問題として、作り慣れている製品はともかく、受注して量産しながらコスト・品質をならしていく側面もあるのではないだろうか(もちろん製品次第ではあろうが)。そのなかで、実務上の慣行としてどう対応しているのが普通なのかという文脈は気になる。もちろん、書き換えることが適切ではないのは当たり前だが…
https://newspicks.com/news/2644902最近頻発する品質問題について、日経では要求水準に満たない製品の「特別採用」が濫用されたのではないかと問題定義しています。
濫用自体は問題だと思いますが、セーフティマージンを多めにとって過剰品質を演出する陰で、サプライチェーンの間に馴れ合いがあることにも注目が必要かもしれません。特別採用の濫用というよりは仕様規格決定の仕方があまりに先例主義が過ぎた、ということではないか。過去の商品で決めた内容でも新商品で新たな仕様を取り決める際に臆せず内容を見直していく、不要な厳しいスペックはオーバースペックだとして緩める交渉をメーカー側から果敢に仕掛けなくてはならないのたろう。
規格値を測定するためには評価設備が必要であり、スペックアウトしたらそれは廃棄しなくてはならないわけで、スペック決めはコスト決めの要素である、という視点が買う側からも売る側からも抜け落ちているのが問題。