スマホ決済、現金消えた スウェーデン、パンも献金も
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けさの一面トップで扱いました。キャッシュレスが進むスウェーデンからの報告 。話には聞いていましたが、ここまでとは。なんとホームレスの人に渡すお金も電子決済。物乞いする時は、現金を持ち歩く外国人観光客が頼りだそうです。
10年後最も大きく変化しているのは自動車産業と銀行との指摘があります。コンビニにまで張り巡らされた日本のATMネットワークは世界最高です。しかし、この現金使用を前提にした基盤はキャッシュレス時代には無用の長物になると危惧されます。ATMは公衆電話のように珍しい存在になるかも知れません。銀行がリストラを急ぐわけです。
記事の続きはこちらです。
http://mainichi.jp/articles/20171127/ddm/003/020/065000cキャッシュレス移行しやすい国は
第一に新興国、そもそもクレジットカードやATMの普及率が低いゆえそちらに進むコストが低いから
第二に小国、移行コストが低く意思決定がしやすいから
第三に高齢化率が低い国、高齢者の技術リテラシー障壁による困難性が低いから
日本はいずれも満たさず真逆ゆえキャッシュレス移行の困難性が最も高い、実は米国も高齢化率以外は同様の理由でさほど進んでません。
スウェーデンは2番の小国パタンです。少子高齢化国家ゆえ3番は満たしていませんので思い切ったやり方だと思います。
ただし、もはやキャッシュレスにすれば良いという話でもなく、例えば中国アリペイはウォレットが信用スコアリング、ネット証券、投信からEC、タクシー予約、自転車レンタル、レストラン検索、出前まで、金融から生活のあらゆるシーンをそれ一つでカバーする統合サービス化しています。
その効率性は凄まじい。
またインドは国民台帳が完全デジタル化され、それと金融機関の口座が紐づくUPIと呼ばれるシステムを国家主導で構築しました。
キャッシュレス移行が遅れるという事は単に利便性が低いという事ではなく、いかにお金と社会の仕組みを効率化していくかのレースにおけるスタート時点でつまずいている、という話です。数か月前に同様の内容のニュースをWBSでみて衝撃を受けた記憶があります。キャッシュレス率が9割以上になっているとのデータも示されていました。
今回の記事には売り手として困っている老人はありましたが、老人を中心とする買い手としての「決済難民」問題には触れられていませんでした。
中国でもキャッシュレスは進んでいますが、私の知る限り「現金お断り」のお店は殆どありませんので、老人などの「決済難民」問題は今のところは表面化していないようです。
何事もそうですがメリットとデメリットが併存します。スウェーデンで実際に起こっているキャッシュレス化が進むことによるデメリットが知りたいです。