この連載について
日本のサラリーマンは先進国イチ学んでいないーー。OECDの調査によると、25歳以上が短期高等教育機関に入学する割合がOECD諸国で最低となった。また、首都圏管理職の就業意識調査によると将来の「目標がある」と答えた人は39%しかいない。これといった目標もなく、そして学びもせずに、この変化の激しい時代、会社の寿命が短期化する時代、そして人生100年時代に対応できるのか? 本特集では、今こそ大人が挑戦すべき学びについて、考える。
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これはアドラーの目的論として有名です。
そしてここで取り上げられた「働き方改革」もそうですが様々な主義主張は、利己的な目的と利他的な目的とが混在していると思います。
この特集だって、学びは人生を豊かにするだろうから1人でも多くの人に幸せになってもらいたいというような目的もあるのでしょうし、一方で何名かのピッカーさんがコメントされているようにせっせと有料会員を増やすという目的もあるのでしょう(笑)
BLACK OR WHITE ではなかなかこの世の中割り切れません。
ところで、我々は何のために働くのでしょう?
まだ貨幣もなかった狩猟時代まで遡って考えると、根底は「食うため」なのではないでしょうか。
あとは、マズローの欲求レベルに従って承認欲求や自己実現欲求など後付けの理由が沢山出てくるのだと思いますし、世の多くの人は「ワクワクするものを見つけよう(そもそもワクワクの対象が働くことである必要もないのですが)」などと言ってる以前に「今日の飯を確保するため」に必死だったりします。
なのでたまたま今の自分は「WILL」を持っている方だと思いますが、仮に持っていなくとも劣等感を感じる必要は全くないと思います。
例えば人知れぬ離島で自給自足の生活をして気の置けない人たちとその日釣った魚や地酒を食べて飲んで騒いで寝る。
別にやりたいことも学びも成長もなくても、それもまた自分にとっては素敵な人生。
生物学的には人生に意味などないのですから、行き来自由なキラキラとダラダラの間でとりあえず今日も1日過ごせば良いのではないでしょうか。
ただ、良くも悪くも現代の日本は「個」が以前に増して求められるようになってきました。これはひとつのものに縛られることに慣れている人だったり寧ろそっちの方が幸せという人には大変なストレスです。しかし、残念ながらこの流れは今のところ止められそうにありませんし、これからの「安定」というものはたくさんの不安定な土台の上に成り立つものだと感じます。
「Mにもなるな。Sにもなるな。N(ニュートラル)たれ。」
そんなことを改めて気付かせてくれる大変有意義な記事でした。
水谷氏は、なんと今、島根県の高校教育改革、そしてIターン者の流入支援のため奔走しておられます。それも自ら「やらせてください」と志願して…。
なぜ昨年までリクルートキャリアという大会社の社長を務めていた人が、島根県の離島で奮闘するのか? それも「大人の学び」の一貫だといいます。
そして水谷氏は、現在の政府主導の「大人の学び直し」は「管理者ファースト」なのではないか?と指摘し、我々ビジネスパーソンはより主体的に「働き方改革を利用する」くらいの気概をもつべき、とハッパをかけてくださいました。
読むと元気になること請け合いです!
僕は21年間も務めた会社を辞めて退職金はたったの280万円でした(あと7年いれば4000万円でした)。でも辞めて良かったと思っています。
大手企業における出世は、運やめぐり合わせに大きく左右されるもの。一つの会社で出世できないことが、その人の能力が低いことを示すものであるはずがない。
しかし、現実には多くの企業において、40歳までに次世代経営者候補の選抜が行われながら、その選に漏れた人には通知すらせず、役職定年(50代半ば)まで引っ張ってしまっている。40歳までに市場にでればいくらでも活躍の場があるにもかかわらず、そのチャンスをみすみす捨てさせている。
「日本の企業は、従業員を大切にする」と良くいわれますが、間違っています。
本当に大切にするのであれば、出世の望みがないことを本人に伝え、他の道を考えるように諭すはずです。
私には、日本の大手企業、それも人事部が、日本の人材の潜在力に大きな蓋をしてしまっていると思えて仕方がありません。
(参考)
次世代経営者候補の選抜やその結果の通知など、インタビューでも引用されている当社の調査(首都圏管理職の就業意識調査2016)があります。参照ください。
http://www.jhr.co.jp/news/wp-content/uploads/2016/08/7c4153d71b8e19fd22a0c68fb38d04db.pdf
>だから「圧倒的当事者意識」は、そういう意識を持つ人が世の中に少ないことを知りながら、あえてあそこまで振り切ったメッセージを打ち出しました。
←当事者意識がないと、仕事は面白くないと思います。
また、お客様にも信頼されないと思います。
自営業などでない限り、当事者意識を持つことは、なかなか難しいのかもしれませんが、当事者意識を少しでも持つと仕事は愉しくなり、もっと良くしようと「学び、行動する」のではないでしょうか。
少しでも当事者意識を持って仕事に望めるよう、常に意識したいと思います。
一緒くたにまとめてはいけないと思いますが、採用は確かにその傾向はありますね。それでも理不尽な環境の中で、成果を出している学生は、自分で考え行動する力があるので、採用評価は高くなりますが。
*****
彼らが人気がある理由は、不条理な状況に対する耐性があるからです。つまり体育会系の人材は、管理がしやすい“単一単位社会の象徴”なんです。
しかし、世の中を変えるようなイノベーターは、なかなか出てこない。だから僕は、経産省に大学に「一人旅部」を作ったほうがいいと提案したほどです。
──体育会よりも一人旅部ですか(笑)。
一人旅は、行き先をどこにするか、どんなルートを選ぶか、予算をいくらにするのか、さらには行くか行かないかも全部自分で決めるでしょう。
自分で決断して柔軟な発想で行動するという点では、体育会系よりはるかに学びがあると思います。
ですからリクルートキャリアでは、社員一人ひとりの「will」を引き出す上司と部下の対話を重要視していました。
ただし、単に上司が話し合いのテクニックを磨いても駄目。社長時代、全課長に伝えていたのが、「一切、部下を管理するな。お前たち自身が、部下に『Will』の湯気が出ている様子を見せろ」ということでした。
ちなみに、部長研修では「メンバーより課長、課長より部長がワクワクしているかどうかが勝負だ」と訓示していました。
つまり、組織は本来、上にいけばいくほどwillに燃えるエネルギーがなくてはいけないんですよ。そうじゃないと、部下の潜在的なエネルギーを引き出すことはできませんからね。
だからこそ僕は、リクルートキャリアの社長時代、仕事に全力投球するだけではなく、土日や平日の夜は、社会起業家の育成を10年間続けてきました。
そして社員に、東北でこんな人に出会ったとか、フィリピンに行って起業の応援をしてきただとか、社外活動の情報は全部オープンにしていました。
日本人は本当に「所属意識」が強いですね。
「〇〇の仕事をしている」とは言わず「〇〇会社に勤めている」と必ず言いますから。
横の人間が動けば動くというのも、人間心理を突いています。
心理学で言えば「社会的証明」の理論。
実にたくさんの引き出しを持った方で、感銘を受けました。
新卒で何もかもやることが新しく、気合いで乗り切れるのはMAX3年。それ以上成長し続けるには、継続的な努力は不可欠。継続的な努力は言葉にすると簡単ですがもっとも難しいことで、それには個々人が「モチベーションの源泉」を理解し、社内外は関係なく環境を変えて、自分でキャリアを作っていくことが唯一の方法だと思います。
モチベーション無くしては、学ばないのは至極当然の話。人間は怠惰な生き物で、つまならないのは苦痛でしかないですから。
起業している人のバックパッカー経験率は結構高いのではないかと思います。
大学の卒業旅行で紛争後のユーゴスラビア諸国に向かった際、アエロフロートでモスクワでトランジットするまでは飛行機の中ほとんど卒業旅行の日本人大学生だったのですが、モスクワ-ベオグラード便の日本人は私一人でした。
あの時になんとなく「自分には集団行動無理なんだろうな」と思った記憶があります。
実際にはその後職を転々として独立するまで15年ぐらいかかりましたが。
独立してからむしろ地域社会などの集団に合わせて自分の行動も抑制的にふるまうことができるようになりました。他者と割り切れたほうが併せやすいというのもあるなと思います。