現金お断りのロイホと現金のみのサイゼ、どっちがスゴいか？ 実際に行って比較した
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ロイヤルホストは24時間営業店舗を全廃しており、人件費問題に真剣に取り組んでいるようですね。
GATHERING TABLE PANTRYのプレスリリースはこちらです。キャッシュレスとセルフオーダーがポイントだと思います。
https://www.royal-holdings.co.jp/release/f79d23ea8cc99c4f0256635a7208a20b.pdf
ロイヤルホストHD（8179）の業績を見るとロイヤルホストは店舗数を追わず利益率重視の運営です。事業拡大の牽引役として期待されているてんやがやや伸び悩みしています。実際に収益化が見えてくれば新たなドライバーとして期待がかかることになりそうですね。
サイゼリヤ（7581）はデフレ型のビジネスモデルゆえ、決済手数料を支払うことを避けてきたと思います。ただ、人件費の問題は他社と変わらないと思いますし、低コストの決済手法が台頭すれば業界として決済手数料が低下する素地が整うのではないでしょうか。方針転換もありあると思いました。記事には出てこないが、現金の場合、レジ締め業務の他に釣り銭準備（銀行の釣り銭機は有料）、銀行への入金の業務があり、サイゼのレジは自動釣り銭機じゃなかったと思うので、レジミスによる誤差の損失も必ず出る。
だいたい、500円〜1000円以上の大きな誤差を出してしまうと、店長は原因追求の為、レジの防犯カメラの記録の誤差発生時間を全てチェックしなければならない。
また現金を扱う業務は悲しいかな従業員の不正が付き物。サイゼの規模になると不正頻度は上がり、総務は監視する業務が加わる。
とにかく現金管理は見えないコストが大きいのだ。高級ファミレスのロイホと、低価格の雄サイゼリアを比較しているあんまり意味のない、論点がぼやけた記事。現金ありなしを比べるなら、ロイホのなかで比べればよいのに。ただ、比較には意味ないが、きちんと取材しているのでそれぞれの取り組みとしては面白い。サイゼリアはゼンショーと並んでとにかく数字化して合理化をしっかりやっている企業という印象。質を重視しセントラルキッチンをやめて店調理にしたロイホとはあまりに違いすぎますね。
