米大統領「日本市場は閉鎖的」 貿易赤字問題視
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注目のコメント
このコメントを受けてドル/円相場が失速しないのは非常に強い違和感を覚えます。基軸通貨国の元首から黒字を暗に批判された以上、日本の対米貿易黒字は①量(市場開放など)か②価格(為替レート)、もしくはその両方で調整が必至です。①を拒み続けて②で圧力をかけられた1995年、ドル円相場に何が起きたのかを今一度思い返したいところではあります。
現状、投機筋の円ショートは今夏以来の高水準、日経平均に高値警戒が指摘され、ロス長官にロシアゲート疑惑が持ち上がり、NY-Fedではダドリーが電撃辞任するというニュースが入ってきました。本来ならば、円ショートのアンワインドが入っても不思議ではない材料を前にしても、かなり危うい空中戦が続いているのが実情であり、やはりこのまま円安・ドル高を予想し続けるのはかなり勇気が要るというのが私の基本認識です。一番痛いところを突かれた感はあるが、トランプ大統領の対日観は90年代の貿易摩擦時代からあまり変わっていないのではないかとたまに思う。今や日本がアメリカの貿易赤字に占める割合は10%未満に過ぎないというのに。アメリカ製品が日本で売れないのは関税障壁以外に様々な原因があるのは明らかだ。