77歳「俺の株式会社」坂本社長が欠かさぬ習慣
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坂本さんがブックオフにいた頃、とてもお世話になりました。その頃からすでに飲食業界に興味を持たれていて、今の銀座の「俺のフレンチ」あたりに和食屋や焼鳥屋を個人で経営されていました。
そのお店で食事をご一緒した時に、酒の勢いで“今のブックオフの悩みは何ですか?”と尋ねたら、「このままだと業界が活性化しない。ブックオフに次ぐ2番手の企業を育てないと、この業界おかしくなる」。
“なんで敵に塩贈るんですか⁉︎良いじゃないですか。独り勝ちで”と、てっきり冗談だと思ってたら、「俺は真剣なんだ!」と叱られました。
ある時、トレジャーファクトリーの野中社長から「店舗数がまだ少ない時に、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのブックオフの坂本社長にダメ元で相談に行ったら、何から何まで全部教えてくれて、腰抜かした」という話を聞いて、本当に坂本さん2番手育てようとしたんだ、と驚愕しました。
とても僕には真似できないです。厳しいし、おっかないけど、本質はとても温かく情に厚い方です。坂本さんがトレンドを掴むために実践している内容が面白い。新聞では広告、求人、週一回の銀座観測。自分もそういう意味では広告を気にしながら見ているつもりですが、ビジネスのヒントになるような経験がありません。目の付け所が全く違うということでしょうか。
ブックオフを退任された時、ハワイかどこかで悠々自適に隠居しようと考えていたそうです。その時、恩師の稲盛和夫さんがJAL再建の為に立ち上がる勇姿を見て、隠居なんてしてる場合ではないと思い至り、俺の株式会社を立ち上げたそうです。色々凄いです。