おもてなしで老舗旅館がAI(人工知能)を導入、自社サイト予約が2ケタ増も、箱根で始まった経営者の挑戦を取材した
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注目のコメント
以前、杜氏に頼らず、ビッグデータで日本酒づくり、、という「獺祭」の記事も話題になったが( https://www.nikkei.com/article/DGXMZO83592100U5A220C1000000/ )従来からあるリアルビジネス×Techの組み合わせで、まだまだ変革の余地がある。 箱根は東京・神奈川という大市場を抱えるので、日本最大の温泉宿泊旅行需要の受け地だ。都市部ではマイカー所有率が年々減っているが、新宿からロマンスカーなどでダイレクトアクセスでき、観光地内の2次交通にも電車がある(箱根登山鉄道など)など、市場のニーズに合っている。近年は当然ながらインバウンド需要もすごい。 が、宿泊施設はニーズ(需要)の増加に対して、供給(部屋数)の提供が一定であるため、いかに手数料が少なく利益率が高い予約を取るかというのが経営のポイントになる。 旅行市場はIT化がいち早く進んだ。(リアル(旅行代理店のカウンター)で購入しても、ネットで購入しても、「結局、行くまで(対価の価値は)わからない」という価値は同じだから、消費者としてはネット移行がしやすい。)今はオンライン予約抜きで、宿泊施設の予約受付は語れないが、施設側からすれば、手数料を取られるOTA(オンライントラベルエージェント)ではなく、自社ホームページで受け付けたいという要望は常に強い。FAQにワードをちりばめてSEO効果を高めるというのは、ベーシックにして効率的ですね。
AIの導入でふえたものではなく、あくまで「ホテルおかだ」の様々な施策が伸びたという印象が強いニュースです。(AIとの因果が不明) 実はかくいうLoco社としても事業部単位の合宿で使わせていただいたり、多くのお客様をご紹介差し上げており、ものすごくコストパフォーマンスがよく、いつも対応が素晴らしく、また働いている皆さまもイキイキしている施設とうかがっています。
話しは変わりますが、このバズワードとしての「AI(人工知能)」には注意しなくてはなりません。ここでいうAIはAIではまったくなくて、ごく普通の「プログラム」です。なぜなら、機械学習をさせるためのデータ量を1社では到底構築することができず、また会員データも持ち合わせていないのでFAQを最適化することはできないはずなのですよね。クエリ単位でみたら多くても平均100個くらいではないかな、と予測します。
バズワードと共にビジネスは成り立っていきますが、人口知能というバズワードに流され、誤ったコストをかけないように気をつけなくてはなりません。
※なおオラクル社のサービスはすごく良いと思っているのですが、AIではないかなという話をしています。内容はとってもおもしろい!
のですが、「自社サイト予約が以前よりも10~15%増加」したことを「予約が2ケタ増」とは言わないのでは?
普通は、8件だった予約が100件になった時に、予約が2ケタ増と言います。今回の内容だと、例えば8件だった予約が9件になっただけですよね。
予約「率」が伸びたことを敢えて予約「数」と間違えるようにボカしているのでしょうが、せっかくのいい記事が台なしです。タイトル詐欺はメディアの信頼をなくしてしまいますよ。