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IBMが"International Business Machines"が元であることから分かるように、B2B向けのコンピュータメーカーだった1956年に設立された「IBMデザイン」と、デザインシンキングアプローチでのコンサルティングを行う組織として設立された「IBMデザイン」ではその意味合いが全く異なるが、かつてメーカーとしてUXやUIといった言葉もなかった時代から、単なる意匠としての「デザイン」ではなく、ユーザーの体験の「デザイン」を主導する存在であった事実は大きい。

デザインシンキングを単なるバズワードで終わらせるのは簡単だ。しかし、IBMのような企業が実質的なデザインの意味を世の中に理解させていって欲しいと思う。未だにデザインを「センスのある人がカッコいいものを作ること」程度に思っている人が未だにいる実態には正直気が遠くなることも多い(笑)。

本稿のエピソードとして書かれている対象物に対する人々の行動に対する観察というのはデザインシンキングの基本であるが、そもそもデザイナーの作業は地道な作業の積み重ねであり、デザインシンキングはそうしたデザイナーの暗黙知を形式知化したものに過ぎない。これが、一般的な企業にはまさに必要とされているアプローチであるのだが、「デザイン」という言葉そのものに対する日本人の捉え方のせいか何か軽々しいものに思われるのが残念ではある。

追記:IBMの名称、長島さんのご指摘踏まえ修正しました😅 ありがとうございます!
バズワード化しているとも言えるデザインシンキング。IBMの取り組みはトップの強力なコミットによる全社展開。企業カルチャーから変えていくには、これくらいの覚悟がないと変わらないと実感しました。また、IBMデザインをすで1956年に設立していた事にはさすがに驚きました。いかに大企業になっても、常に既成概念にとらわれない姿勢。激動のITの歴史の中で輝き続ける凄さの理由がここにあるのです。
デザイン思考の定義って二種類ある気がする。

、IBMやパナソニックのようにエンジニア主体の会社がデザイナー比率を高めるという意味。

ピクサーやドワンゴ会長が宮崎駿の映画の作り方をプロセス化したり、言葉にして、天才の作業を誰でも理解できる形にするっていう意味と。
パナソニックの取り組みを参考に。デザインシンキングではなくデザイナーを組織に中心に組織設計をした方が生産的なアプローチだと考えています。

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