【松尾豊】日本にAI時代を生き抜く力はあるか
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正に、日本の企業は、まるで伝統芸能。商品重視、ユーザー無視。
だが、日本人でもできる。注目するべきなのはフリーマーケットアプリのメルカリだ。最近仕事で関わって彼らの素晴らしさを肌で感じた。
スピード重視、意思決定はすぐ。①大胆である、②全ては成功のために、③プロフェッショナルであれという理念。
小さなチームでオーナーシップをもち問題を一切人のせいにしない。ミスを調査し同じ問題が起きないための仕組みを導入。タスクを二度以上すると自動化のチャンス。AIと機会学習でからくりをしまくり、自分たちの仕事をなくしていく。より楽しくてえらいことができるため。
「飛躍型組織の考え方は日本の文化に合わない」という文句を大手企業のサラリーマンたちに言われるとまじ腹がたつ。
メルカリのようなユニコーン、つまり1,000億円超、未公開、飛躍型の企業は世界に200社近くある。その半分が米国、中国とインドは次。もう、言い訳をやめて皆さんに頑張っていただきたいです。
注目のコメント
(先輩かつ同僚のインタビュー記事にコメントするのはちょっとはばかられますが)
本当にそう。
「どうにかしなきゃ」と騒ぐ暇があったらどうにかする労力とお金をすぐにでもかけないとすぐに置いていかれる時代です。機械学習やAIの研究分野だと、下手をすると3ヶ月前の技術が「過去のもの」扱いされることもあります。
海外の企業は有名研究者や大学教員を高給でどんどん引き抜きあって競争しているのに、日本は「他の人とのバランスが」「前例がない」とおっしゃるだけで結局効果的なアクションが打ちだせていない企業が多いような気がしています。金融庁で、松尾豊先生にも加わってもらって「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」を立ち上げたとき、AIの若き第一人者として金融機関や金融政策に直言し、新風を吹き込んでいただきたいと本気で考えていた。
この会議は、銀行法改正などが忙しくなる中で開店休業状態となってしまったが、松尾先生のような大所高所から直言していただける非常にトガッた方々にメンバーになっていただいていた。
このインタビューにおける、その松尾先生の言葉、
「(日本企業には)そもそも勝つつもりでやっているんですか、と問いたい。」
「「学ぶは真似ぶ」なので、最新の技術を最速でキャッチアップする心がけがなにより重要です。」
「世界のなかで、自分たちの国が貧しくなってしまったことを、見ようとはしない。日本人には、危機感が足りません。」
ズバッ、ズバッと真っすぐ物事の本質をとらえて語っている。すごい。
重ね重ね、金融庁の有識者会議が開店休業状態になっているのが、悔しくて、もったいない!取材を担当しました。AIの研究開発で日本の強みは?の質問に対する松尾先生の答えは、「強みはあるにはあるのですが、あまりそこを考えても仕方がないと思っています。成長するためには、強みよりも危機感が大切」と。日本人はいつまで自分たちを裕福だと思っているのか?など厳しい言葉が続きました。でもその言葉も、日本への愛ゆえ。
どうやって生き残るべきか、今までの延長線ではない考えを突きつけられている厳しさを感じました。