「世界の壁」を壊す NewsPicks 新機軸の国際ニュース
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注目のコメント
NewsPicks国際報道チームの始動にあたって、所信を書きました。
日本はとかく外国からどう見られているかを過度に意識しがちですが、本当に重要なのは世界からの評判ではなく、日本が世界の一員として何がしたいのかということのはず。受動的ではなく、能動的に──。NewsPicksでは世界の話題をいち早くわかりやすく伝えるとともに、読者の皆様方にとって国際舞台における日本の立ち位置を考えるヒントとなる報道を目指していきたいと思います。どうぞご期待ください。インターネットの発達によって、誰でも一次情報に近い情報源からの情報に接することができるようになりました。
私たちは以前と違って、日本に居ながらにして、自分が望みさえすれば、アメリカでもアフリカでも中東だろうが、あるいは経済だろうが、政治だろうが、科学だろうがあらゆる地域、分野の情報を手に入れられるようになりました。
そうなると、単にあった事を事実として伝えることには大した意味はなく、それをどう解釈するか、という点に最大の価値があります。
例えば、昨年シリアの東アレッポにアサド政府軍が迫った時、多くの西側のメディアは反政府よりのシリア人権観測所の報道をそのまま伝え、虐殺の可能性と人権危機を大々的に世界に伝えました。
しかしいざアレッポが落ちると虐殺どころか戦果は止み、市内の治安は急速に回復しました。
なぜメディアが先の展開を見誤ったのかといえば、多くのメディアは、反政府軍=正義、アサド政権=悪という、西欧諸国の政治的立場に引きづられ、同じ出来事を報じたにもかかわらず、自分たちのそうであって欲しい、そうあるべきだと考える解釈をする情報源を、事実ではなく真実として選択した為だと考えられます。
つまり利害と立場が交錯する国際報道について、一番大事なことは、事実そのものより、それによってその後どうなるかという解釈、即ち真実であり、それ故に何を報道するかではなく、誰が報じるかが重要だということです。
事実は1つであっても、真実は人の数ほどあるとはよく言われることですが、NewsPicks の国際報道が、信頼できる解釈を目指すメディアであってほしいと思います。確かに国際的なNewsは、海外NewsサイトやNHK BSなどをチェックしていないと、なかなか情報が入ってきません。
しかし、報道側の問題だけではなく、日本人が海外のNewsに対して関心が低いことも要因ではないかと思います。
朝の報道番組は、いつの間にかワイドショーまたはエンターテイメント化してしまい、報道番組とはいえない状態になっていると思います。
これは、報道番組が視聴率競争に傾斜し、視聴者のニーズに合わせたためだと思います。
世界情勢にあまり興味がないに方も興味を持ってもらえるようNewsの発信を期待しています。