効いた患者だけ薬代払う ノバルティス、日本で新方式
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注目のコメント
これ1面トップでびっくり…。
「『成功報酬型』薬を日本で販売できるよう政府に働きかける」「『まだ具体的な議論は始まっていない』(ナラシンハン氏)」
だそうですが。
超高額薬は、特に医療が税で賄われている欧州などでは、国が「費用対効果が小さい」などとして買わないケースが出てきています。
成功報酬型は、そうした中で、少しでも採用してもらいやすくする施策のひとつだと思います。
効くのが8割と分かっているなら、メーカーもコストを計算できます。問題は、効いたところでどれぐらいQOLが改善するか。そして、そこにいくらかけるかが問われることになります。
日本は、まだ費用対効果の議論が始まったばかり。これからでしょうね。
よければこちらも。
「英国のオプジーボはなぜ安いのか」
http://globe.asahi.com/feature/article/2017083000007.html成功報酬型を外科領域で考えてみると…
予定していた術式通りに手術を終える(予定時間内に…)。
そして、術後経過も良好に退院となる(術前に想定していた入院期間内で…)。
これらを満たして初めて満額の治療費を受け取ることができる(満たさない部分はどんどん減額される…)。
患者視点に立てばこの方が今よりずっといい感じがしますね!
でも、医者の立場からは…
疲れ切ってようやく眠ったところで緊急手術。。。
サラリーは年俸契約だから基本的にエクストラは発生しない。。。
どんなに難しい(保険点数的に高額な)手術が成功しようと、患者さんが元気に笑顔で退院しようとやはり給与に上乗せなし。。。
あ。書きすぎちゃいました。。。本論とズレてすみません。。。オプジーボのような高額な新薬が登場する中で、製薬会社の新薬開発コストの増大と患者のコスト負担が問題になっている。
成果報酬型の導入は、一つの問題解決ビジネスモデルになろう。検討に時間かけるより、まず実験的に導入して検証することだ。他に解決策を持たないのだから。