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もちろん、こうした仕組みは悪事に対する強力な抑止力として機能するのでしょうが、何かのはずみで間違いをおかした人の評価が終生ついて回るというのは、なかなかに恐ろしい世界だとも思います。評価格差の固定化といった社会問題がそう遠くない未来に語られるようになると思っています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52910
商人誘致に力を入れる中での、もめ事の取り締まりや違反者の処罰、商人の権利を保障したりと、やっていることは本当にプラットフォーム業ですね。
確かに戦闘シーンばかりがクローズアップされるので戦術などに意識がいっていましたが、まさに経営に優れていたということですね。
あとは門前町含めた寺社のビジネスへの関係。権威面含めて、寺社や銀行、取引所の建物が荘厳なのには理由がある。
信用の土台となる「エンフォースメント」も、司法/警察だけだなく、商人による相互監視のようなソーシャルクレジットも同様に重要なのもわかりやすかったです。これは明日以降も楽しみな連載!!
安倍政権が長期な理由の一つでもありますし、ローマも中国史もナポレオンもその傾向は顕著です。
この仕組みは今でも生きています。商売をする範囲は意外に狭いので、契約書になってないような信用でも余程のことがないと破りません。破ったら永久追放まではいかなくとも商売がやりにくくなりますよね。
イスラエル人歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は、『サピエンス全史』で、「虚構のおかげで、私たちはたんに物事を想像するだけではなく、集団でそうできるようになった。」と語っている。お互いを裏切らない仕組みによって経済が発展したという本記事の指摘は、虚構に積極的に没入したほうが得だということを、硬軟取り混ぜた方法で周知徹底していったのが、人類の歴史だと、あらためて感じさせる。
寺社は、商人がルールを守る仕組みを設定した上で、公定価格と市場価格の差額を利用してイニシャルで儲けて、座(マーケット)の手数料でランニングでも儲けていた。
戦争は大名にとってはむしろリスクなので、物資を行き渡らせたり外交でケアしていたと。