中古車専門店を苦しめる｢買い取り価格｣競争

コメント

注目のコメント

• 椎名 則夫

  証券アナリスト

  ・2017年09月28日

  IDOM（旧ガリバーインターナショナル）(7599)の利益が以前ほど出にくいという背景の分析です。
  ごく最近のことはわかりませんが、基本的に中古車の価格はUSS(4732)のオークション価格がデファクトになっていて買取業者はその価格を所与にせざるを得ないということがあるのでしょう。
• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2017年09月28日

  IDOM（旧ガリバー）は、楠木先生の「ストーリーとしての競争戦略」にも挙げられている会社だが、近年は苦戦している。
  当初は買取専門がユニークだったが本記事にあるように競合が参入したり、新車ディーラーのような中古車販売で利益を出さなくていいプレイヤーが入ることによる相場の崩れ、ネット一括査定の拡大で買取価格についても「神の見えざる手」が以前より効くようになった。
  本と併せて読みたい記事。
  http://amzn.to/2fBcxvz
  
  ちなみに、バフェットなどが好む競争力（障壁）について、寿命があるという考え方がある。コロンビア大ビジネススクール（バフェットも、師のグレアムもここの出身、バリュー投資の総本山）の教授で、Credit Suisseのストラテジストも務めるMauboussin教授のレポート。
  http://people.stern.nyu.edu/adamodar/pdfiles/eqnotes/cap.pdf
• 占部 伸一郎

  コーポレイトディレクション Managing Director

  ・2017年09月28日

  突き詰めると「買い取ってリスクなくオークションに流す」ということの付加価値が薄くなったということ。
  ガリバーはかつては「怪しい業者が多い中でキレイで知名度もあり安心」という価値もあったがそれも薄れた。
  また、新車ディーラーにとっては買い取りをすることで次の新車購入につなげるなど、ライフタイムでの顧客の収益を考えて買い取りできるという強みもある