【独占1万字】アパ代表「世界のホテルは全て『APA』になる」
コメント
注目のコメント
アパホテルと聞くと、帽子が印象的な女社長を思い出しますが、実は裏で経営しているのは、夫の元谷外志雄代表です。
正直に言うと、取材をするまでアパホテルが脅威的な収益性を誇る優良企業だとは知りませんでした。しかし、取材を進めるうちに、いかにアパがホテル界の異端児なのかが分かりました。
代表のインタビュー中は終始穏やかな雰囲気だったのですが、話がホテル経営の核心に触れると、ぐっと眼光が鋭くなり、裸一貫で日本最強のホテルチェーンを築き上げた経営者の凄みを感じました。
本日から2日に渡って、元谷外志雄会長のインタビューをお届けします。「ビジネスパーソンは、ほとんど部屋で過ごさないんですね。チェックインして、荷物を部屋に置いた後、すぐ外出をする。商談をしたり会食をしたりして、部屋に戻るのは夜遅くです」、この部分は本当に仰るとおりであると同時に、しかし「お客様が使うものにはこだわり」を持ち、TVやベッドが大きくしてある、という部分は正鵠を射ていると思いました。
やはりベッドとお風呂が貧相だと翌日に疲労を持ち越すので、私も(無意識ですが)その点を重視しながらホテルをチョイスしていました。その他部分も一時が万事、合理的と感じました。戦略は「メリハリ」であり、捨てるものを明確にすること、というのを明確に表す良記事でした。セグメントをビジネスにしぼり、求められるTVの大きさ、ベッド、風呂、立地以外は可能な限り削ぎ落とす。
ブランド力を上げる物件は利益率は諦める。賃貸でなく所有のリスクを取る。儲からなくてもネットワークのためにFCをやる、などなど。
そして、価格戦略については、定価の1.8倍という上限を設けているというのは初めて知りました。サラリーマンへの「お小遣い」としてのキャッシュバックというのもうまいですね
明日も楽しみです