なぜ人はベンツを買った後にもベンツの広告を見てしまうのか
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ベンツ限らず、結婚式や家などの高額商品は、やっぱり買ってよかった!と納得感を感じてもらう(不安を取り除く)為の、納品日までのフォローとアフターフォローでの繋がりはとても大切ですよね。
1976年、まだ大学院になる前の慶応ビジネススクールの先生に「自動車のパンフレットは買う前より買った後に読まれることが多い。自分の買い物が正しかったと安心するためだ。だから自動車のパンフレットは細かい性能よりイメージを大事にする。そこで納得感が得られれば、客は次も離れない」と教わって、その後今に至るまで、幾度となく蘊蓄のネタに使ったものでした。緒元・性能の説明の字が小さい割に、やたらカッコいい写真が目立つのはそのためでしょう、多分 (^^)
『「高い買い物だったけど、いい買い物だった」という思いと、「でも実は間違いだったんじゃないか?」という不安がある。ベンツの広告を読むのは「やはり自分はいい買い物をした。よかった」と自分を納得させるためなのだ。これを認知的不協和の解消と呼ぶ。
「やっぱり買ってよかった」と認知的不協和が解消された顧客はその後も継続的に「顧客」になってくれる。』とありますね。40年を経て今なお正しいということは、これ、時代を超えた普遍の心理、いや、真理であると知りました。認知的不協和の解消と呼ぶのか・・・ これも蘊蓄のネタき加えちゃお (@_@)フムフム。認知的不協和の解消のため。。との記載だが、一般的な消費者の行動は認知的不協和を起こさないために購入後はその商品について「調べない」。
→ 自分が購入した商品が「失敗だった」「割高だった」ことを知る機会を回避するため。
不動産などはその傾向が顕著で、購入後に住宅市場をウォッチしている人は少ない。(投資目的は別)
ベンツは圧倒的な商品力、サービス力に顧客自身も自信があり、「良い買い物を確認する行為」となる。
あとは、ベンツのオーナーへのフォローのうまさによる要素も大きい。