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【徹底解説】なぜお金が生まれるのか。ビットコイン「採掘事業」の仕組み

NewsPicks編集部
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  • 株式会社bitFlyer Blockchain Co-Founder/CEO

    日本は電気代が高い(1kWh で20円前後)ので、マイニングはほぼ採算があいません。中国は数円で、しかも盗電している会社もあると聞きます。


    【マイニングの仕組み】

    マイニング(業界用語で「掘る」とも言います。)の計算はHash関数(一方向関数)といって、ある文字を入力すると、出力文字列がバラバラになってでてくる関数を使用しています。出力が予想できないのがミソです。そして出力がたまたまゾロ目(例えば00000000000000abc)になると当たりで、今だと約500万円のビットコインがもらえます。ただし、ゾロ目を当てるのは至難の技で、入力を総当りで行う方法しかありません。


    【スピード競争】

    さて、ビットコインのマイニングは昔はCPUで可能でした。しかし、Difficulty(採掘の難易度)が上がるに連れて、CPUではなくGPU(ビデオカード)でしか効率的にマイニングができなくなりました。なぜなら、単純計算であるならCPUよりGPUの方が10倍以上計算が速いからです。それが更に進化して、ASIC機というHash計算の専用機が生まれました。世の中のマイナー達(マイニングを行う人達)は、このASIC機を数多く並べてマイニングしています。

    次にASIC機のスピード競争がはじまり、回路の幅を小さくする競争になりました。これはCPUでも同様ですが、チップに印刷されている電子の通り道である回路が狭いほど、効率的な計算ができます。最新版は7nmで近日中に世の中に出回るとの噂です。


    【マイニングのリスク】

    ・ビットコイン価格下落リスク。当然、収益力が落ちます。
    ・Difficulty(難易度)上昇リスク。マイナーはマイナー同士で競争しています。新規参入が増えるとDifficultyが上昇して、当たる確率が下がります。
    ・収益が電気代に大きく依存しているので、電気代上昇リスク。
    ・Hashアルゴリズム変更リスク。現状はSHA256であるが別のアルゴリズムに変更されると同じASICが使えなくなります。
    ・ハードフォーク等によるブロックチェーン分岐リスク。分岐したコインが掘れなくなるリスク。


    【ビットコイン用語集】

    こちらも御覧ください。
    https://bitflyer.jp/Glossary/Index


  • NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

    DMMやGMOなど、日本企業の参入が話題になっているビットコインの採掘。この特集の目玉の1つとして、ビットコインを大量のコンピュータで掘り起こす、世界最強のデジタルの「金鉱山」の知られざる仕組みや詳細を描きました。

    億円単位で発生する電気料金や、圧倒的な性能を持つマイニングマシーンなど。知られざる収益性も分析しています。また登場する中国のBitmain社の創業者であるジハン・ウー氏は、いま業界の中でも、最も影響力のある人物の一人になっています。

    尚、この採掘現場の内情を紹介できたのは、現場に足を踏み入れてきた宍戸健さん、古酒慎也さん、西村依希子さんを始めとした、ビットコインコミュニティの皆様のおかげです。御礼を申し上げます。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    企業としての経済性としては、シンプルだが良いバランスだと感じた。委託採掘が特にサービスとして前払いであれば、資金繰りは楽になる。
    採掘したBTCと電力代・マシン代のバランスでは利鞘は相当に大きそう。一定の資金回収が委託採掘で担保されているなら、あとは余剰資金分だけ専用マシンを作ればよい。一番利鞘が高いのは自社採掘だろうから、資金バランスを見ながら、余裕があるときは委託採掘やマシン外販を抑えることも可能なのではないか。

    ちなみに4万キロワットという発電能力は、ググってみると大体六本木ヒルズの発電能力と一緒。
    https://www.mori.co.jp/morinow/2011/05/20110512160000002184.html

    にしても、ゴールドラッシュより錬金術と感じる…逆に言うと、AmazonだったりGoogleだったり、DCキャパを持っている企業が経済力を武器に入ってきたら、一たまりもないようにも思う。逆にこれらの企業が様々な要因で実質的に入ってこないから、成り立つ領域で、そのリスクの対価とも言えるのかもしれない。


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