プジョー罰金6500億円か=当局の排ガス不正調査-仏紙報道
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VWの時にも思いましたけど、いわゆるディフィートについてどこまでが合法でどこまでが違法なのか、基準が曖昧な気がします。
ディフォートそのものは本来機構そのものの寿命を伸ばしたり、粗悪な燃料の使用や使用環境(温度湿度気圧他)への対応のため、ある程度は許容されるべきですし、実際には許容されています。
最近のEPS(電動パワステ)だと、ステアリング操舵の情報は必ず入ります。と言うことは、ステアリング操舵した気配が無ければ台上検査中な訳で、試験モードへスイッチ。で、バレた。
不正を調査するつもりなら、EPSの信号でマップを切り替えるであろうと言う仮説を立てて解析でしょう。NOx調べたらマズいの出ちゃいました、ってのは後付けのエビデンスだけであって。と言うことでVWのやったことは当然NGだけど、調べる方も狙い撃ちしたのは間違いないと思ってます。これは私見です。
斎藤陽さんおっしゃる通り、ディープラーニングで試験状況を学習したら、ホントわからないかもですね。
なぜ不正が出てくるのか。
それは、メーカーや技術者がどこか「この検査はリアルな環境ではアリえない。検査のための検査だ」と思ってるのではないかと。
つまり、「検査モードでの排気ガスについては、リアルにはありえない状況なんだから、ここは検査対策だけしておきましょう、ツメても仕方ない。リアルな走行環境は別のモードで対応した方が燃費も良くパワーも出て消費者は歓迎でしょう。ならば・・・」みたいな。
本質的には検査モードそのものの見直しが必須だと思ってます。
今後のRDEのように、極力試験モードを増やして、対策しにくく、かつ現実的な検査をするようにしないとでしょうね。
RDEに期待です。フランスのEV化宣言と併せて気になるニュース。下記はPSA側のプレスで、そもそもこの報道があるまで内部資料がDGCCRFに渡っていることも知らず、また監督当局からもまだ何もコンタクトがないとしたうえで、各国の規制に適合してまたテストを検知して排ガス処理を付けていることはないと否定(ただ、欧州では米国でディフィートデバイスを言われるものがエンジン保護という観点では認められており、それが「たまたま」テストと合致しているという可能性はある)。
本当であればとんでもない台数・金額規模なのだが、欧州でのこういった報道に不感症になってきている…いかん。
http://bit.ly/2wQoTWq今のところ、PSAは191万4965台のディーゼル車でNOx等の排出値を誤魔化したと指摘されている。会社側は否定しているが……。
ちなみに、フォルクスワーゲン社のときは約1100万台に上っていた。