マッキンゼーで学んだ「鈍感力」の大切さ〜コンサル出身のお笑い芸人・石井てる美さんが語る「超トップ企業の内実」
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マッキンゼーでの挫折経験がいまに生きているというお笑い芸人・石井てる美さん。
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私は、大人になってからの「頭の良さ」とは、いろいろなことに興味を持てる力じゃないかなと思っています。コンサルタントは数カ月ごとに取り組むプロジェクトが変わるので、その都度、異なる分野に詳しくならないといけない。新しいことを抵抗なく吸収できる人が向いている仕事だと思います。
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(マッキンゼーで学んだのは)「鈍感力」が一番大事だということです。言い換えると「忘れる力」。「ミスしたけど仕方ない次がんばろう」と笑い飛ばして次へと気持ちを切り替えられるメンタルが必要なんです。マッキンゼーにいたころの私は失敗するたびに落ち込んでいましたが、いま思えば無駄なことでした。
優秀な人ばかりに見えるマッキンゼーの同僚も、ふたを開けてみれば、みんな大変な思いをしているんですよね。失敗するのがいけないのではなく、それで落ち込んでしまって、立ち上がらないのがいけないんですね。失敗は成功に一歩近づいた証拠なんだから、落ち込む必要なんてないんです。
-----MITやハーバードで物理学のPhDを取ってNatureにまで掲載された日本人の友人たちが皆、日本のマッキンゼーかボスコンに就職していく社会の構造を変えたいと思ってるんですけど、どこのコンサルに相談したらいいですかね。
リーダーシップがとれる、自分の意見を持つ、失敗しても次へ生かすことができる、課題を分析し、方向性を打ち出すことができる、そんなスゴイ人々も、時には悲しみ、挫折を感じる。サイボーグより、人間味がある人が好きですけどね。
鈍感力は自分の心を守る防御力とも言えます。
その才能も、課題をクリアする上で必要な能力なのですね。