世界中の製薬会社が次々と撤退「認知症の薬」はやっぱり作れないのか
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昔コメントした通り、いま期待されているのはAducanumab、本記事で最後に書かれているアデュカヌマブでしょう。この薬は抗体で、化学的に合成できる低分子化合物ではないので、かなり高価な薬になるのではと思います。
https://newspicks.com/news/2095224/
しかし、いずれにしろアミロイドベータが原因であるという仮説に基づいていて、これが偽だとすると根本的に厳しい。これがダメで、しかもアミロイドベータが減ったのにダメということになると、根本的にやり直さなければならないのだろうと思います。アリセプトは在宅現場でもよく目にする薬です。
しかし、「これは認知症の薬です。」と説明のうえで処方されているため、利用者自身が嫌がり、自己判断で服用をストップしていることも多いです。
私は理学療法を生業としていますが、認知症の方に対してできることと言えば、「その人らしさ」と認めること。
「生きやすい社会を作ること」だと感じております。
その為には家族や地域、サービス提供者の理解が必須です。
「自分にできることはないかな?」と考えていたところ、"RUN伴(とも)"というイベントから招待を受けました。
認知症の方に「タスキを繋ぐ」という非日常的な体験をしてもらうこと、社会の認知症への理解を進めるイベントです。
今月末に東京都で参加させていただきます。
http://runtomo.org
そしてもうひとつ。
"注文をまちがえる料理店"です。
ホールスタッフは全員認知症の方です。
素晴らしい取り組みだと感じました。
https://forbesjapan.com/articles/detail/16640/1/1/1
勿論認知症が根治するに越したことはありません。
しかし記事の通り、それには時間も費用も多分にかかります。
今できることは何か。
社会が変わること、地域が認めてあげることだと思います。
誰もが住みやすい地域になりますように。在宅ケアでも施設ケアでも、認知症ケアがちゃんとしていれば、認知症であっても最期まで尊厳を持って生きられる。薬で一喜一憂するくらいなら、本当の認知症ケアを先に広めた方が良いでしょう。