北ミサイル発射後の円高は「円は安全資産」が理由ではない - DOL特別レポート
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参考になります。私のような素人が「陥りやすい」誤りです。ついつい知らない分野については「絶対基準」で考えてしまいがちですが、少なくとも短期で見た時に、物事は「相対基準」で動いていることがよく分かる実例です。要はこういう理屈です。
1)中長期では「絶対基準」が正しい。
→日本が攻撃されれば、円は下落する。
2)短期(現時点)ではおそらく攻撃されない。
→円は相対的に安全資産。
3)今の投資家のポジションは高リスク。
→過去の日本の経常黒字で、ドル運用がいまだに主流。
4)今の投資家は何かが起これば低リスクに動きやすい。
→ドル運用の一部が日本円に逃げ、円高になる。
つまり、もともと高リスク投資者が存在している今、ほんのちょっと不安定要素が高まると、一部の資金がドルから円に変わるという構図です。日本が安全資産だからではなく、リスク状態の調整行動で、一部の資金が円に一時避難しているだけのことです。面白いですね。ポイントは「今の状態」「一時避難」「一部調整」「短期安全」にあるようです。