7月完全失業率、2.8%で横ばい 有効求人倍率は43年5カ月ぶり高水準
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失業率は男性の悪化を女性の改善が補った形です。季節調整値で全体をみると、失業者は前月から1万人増えてますが、非労働力人口が同6万人減る中で就業者が同14万人増えてますので、雇用環境は改善と言えるでしょう。
一方、有効求人倍率は43年5か月ぶりの高水準となってますが、当時と比べれば圧倒的にミスマッチが生じており、当然のことながら43年前のように就職件数には結び付いてませんので、有効求人倍率の水準を単純に過去と比較するのはいかがなものかと思います。引き続き雇用環境は良好です。失業率は横ばいですが、労働市場への参入が増えて、就業者として吸収できている姿は変わらないので、問題はありません。とくに、非製造業に牽引されて、正規雇用が着実に増加していることが明るい材料です。