会社が「休み方改革」を推進すべき本当の理由 経営戦略としての「仕事以外の人生」への投資
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"誰もが「休みたいときに」「休みたいだけ」休める組織を目指すのは、実はイノベーション創発と、高いパフォーマンスを発揮する人材を惹きつけるための必須条件であり、結果的には企業の成長につながるということを、経営者や人事は心に留めるべきである。"
注目のコメント
結局のところ、自分の資源の分配先として「仕事以外の分野」を持っていない人は幾ら余暇を貰ってもそれを有効活用できない可能性があるので、記事中の趣旨は理解できます。実際、「早帰り日」には早く帰るのに、普段は慢性的に時間外労働をするという現実は多くの企業であると思われ、それは結局の所、「早く切り上げてもやることがない」、「早く切り上げても(時間外手当が貰えないので)損」という発想に根差していると考えるのが合理的です。「仕事以外への人生」の投資というのは漠然としていつつも、働き方改革の根幹にある部分とは思います。もちろん、忙し過ぎて普通に休みたい方もたくさんいらっしゃるとは思いますが。
私は新人の頃から夏休みや冬休みに、一回10日間内外の休みを取っていました。
大体は趣味の海外旅行の為で、このお陰で今まで訪問したことのある国は79カ国に上ります。
一方で仕事に集中した年は、元旦の数時間を除き、364日休みなく働き通したこともありました。
私の働き方がいいのかどうかは、時代や業種、家族構成、そして立場はそれぞれで違うので一概には言えません。
ただ1つ確実にいえる事は、思い切り休もうと思ったら、同時に思い切り働ける環境も必要だということです。
又長く休みを取るためには、自分がいなくてもどうにでもなる、という仕組みを作っておかないとどうにもなりません。
つまり、休み前に十分な準備をしておかなければならないのです。
多くのビジネスマンは、やはり自分がいないと現場は回らない、というのが誇りであり、自分が会社やお客様に必要とされていると感じることが、仕事の上での大きなモチベーションになっています。
休み方改革を考えるなら、お上からの指導以前に、自分がいなければ・・・というビジネスマン自身の意識を変革しなければ、いけないのだろうと思うのです。実は、休み方改革については3年前に政府がワーキンググループを立ち上げ、いくつかの提言を行いました。そのとき傍聴した感想ですが、結局、上から押しつけるのではなく、経営トップと従業員の意識改革がないと何も進まないと思います。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/yasumikatawg/