Amazonが払っている税金とソフトウェア会計についての考察
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注目のコメント
よく調べてあり、とても勉強になりました。
1点だけ。下記に引用した部分「貨幣性資産」「費用性資産」については、誤認識かと思います。
費用性資産が費用を繰り延べる性質を持つものであることは確かです。しかし、なぜ繰り延べるのかを考えると、それはいずれキャッシュに変わる「価値」があるからです。売上がそれを上回るか下回るかで利益か損失かが分かれるだけです。
「そもそも資産とは何か」
この単純素朴な問いかけに、今一度たち戻る必要かあるかと思います。
この点、リンク先でコメントしています。
https://newspicks.com/news/2411002/
引用:
資産計上することと価値を認めることは別です。
財務諸表に計上される資産は、大きく
・貨幣性資産
・費用性資産
の2つに別れます。貨幣制資産は、現金に売掛金などいずれ現金に変わるものを加えたもの。費用性資産は、商品や機械など、将来的に費用になるものを意味します。
ソフトウェアも費用性資産に含まれますが、費用性資産を計上するのは取得原価を適切な会計期間に負担させることが主たる目的です。とても面白く読めました。
今の日本のルールでは、ソフトウェアの開発がしにくくなっているのは事実。
世界に通用するソフトウェア企業が生まれることこそ、結果的に税収が増えると思うのですが、うまくいくか分からないソフトウェアを5年償却とか、開発意欲を落としていると思います。
(そもそもソフトウェアは5年ももつのかと。。)
とはいえ、研究開発はふわっとした定義なので、これを一括費用計上できるようになってしまうと、利益調整が簡単になってしまう側面も。
ただ、完璧ではなくても、税法はよく考えられた仕組みだなと、会計するたびに感じます。