銀行なのに伝票がない!三井住友・銀座支店の先進性
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段階的な前進だと思いますし、ペーパーレス化によって店舗での顧客のストレスも軽減されるのかもしれませんが、「未来の銀行店舗」という言葉自体が言語矛盾に聞こえてしまう感が拭えません。
真に顧客、未来を志向するのであれば、物理的な店舗はなくしていくことが前提ではないでしょうか。嬉々として銀行の店舗に向かう顧客というのは、どうにも想像しにくいものがあります。
何の仕事であれ、自分たちの今の仕事や作業自体を自己否定し、なくしていくことを心がけることこそが、本当の進歩と生存のためには必要なことではないでしょうか。なるべく他社からやられて嫌なことを自分たちから率先して仕掛けていかないと。「ペーパーレス化」、「顧客と近距離で話すことに最適化された空間」作りは一歩前進とはいえるのでしょうが、記事タイトルにある「先進性」や記事本文にあるような「未来の銀行店舗」というのは正直大袈裟な表現のように感じられますね。
また、「口座の開設や振り込みが、インターネット上で完結できるこの時代に、わざわざ店舗へと足を運ぶ必要性は希薄化している」中にあって、ペーパーレス化等の空間作りくらいで「店舗にわざわざ足を運ぶ意味を生み出した」というのは少々認識が甘すぎるのではないでしょうか。
おそらく目先は多少意味のあるものでも、中長期的に見ればこのままでは先細りでしょう。そもそも店舗は縮小する前提で、それでも顧客が店舗に足を運びたくなるようなサービスを今のうちからもっとトライ&エラーしていかないと、結局のところいずれはあらゆる顧客から店舗不要と断じられてしまうことになるかと思います。