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高橋氏は「安倍親派」なので、何を書いても結論は決まっていますね。その結論は、アベノミスクの金融政策があってこそ、最低賃金制度が効力を発揮するという主旨です。その理屈はこうです。「同制度は、経済学でも見解が分かれている。が、間違いないのは、賃金が上がれば、雇用主側の意欲は減退してしまう。ゆえに、雇用改善を別の政策で導いてから、最低賃金を引き上げろ」、と。

失業と賃金は相反するテーマです。共産党や社民勢力が決まって言うのは、軍事費(やムダ)を減らして、福祉的な雇用(やバラマキ)を生み出せと。そして制度で強制的に賃金を引き上げます。これらは確かに政治主導ですが、前者の、財政で創出できる雇用はほんのわずかです。しかも、最低賃金を引き上げて消失する雇用もあります。トータルでは効果はほとんどありません。本稿の高橋氏はこれを指して、「マクロ経済政策がない」と言います。確かに、高橋氏が信奉する異次元金融緩和は、無理やり雇用環境を改善させましたが、経済が自律的に成長軌道に乗っているようには見えません。安倍政権がそこに答えを見い出せていないのを見ると、タイムリミットが近づいているのではと心配してしまいます。それを補足するのか、それとも土台からひっくり返すのか、民進党の代表戦は、経済政策を戦わせるものであってほしいですね。今のところ、頓珍漢な論争が続いています。。。