AIは人間の仕事を奪うのか? 歴史が示す意外な事実 IoT時代、<プロフェッショナルな仕事>が変わる(上)
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AIは現在の雇用を大きく奪うでしょう。もちろん新たな仕事はいろいろ登場します。問題は、職業転換が過去うまくいった例がほとんど無いことです。
大きな就業構造変化は、農業⇒工業⇒サービス業と少なくとも2回ありました。工業化の際には、中卒者を金の卵ともてはやし、企業内教育で対応しました。サービス業化の際には、大学新設で定員を大幅に増やして対応しました。つまり、職業転換ではなく子供の教育によって対応したのです。30年もあれば自然と世代交代で人が入れ替わってゆきます。
今回のAI化(というよりデジタル化)でも、基本的にはデジタルネイティブな今の子供たちが、新たな職業についてゆくでしょう。しかし、今回は問題があります。
・30年ではなく15年でデジタル社会に移行しそう
・定年延長で世代交代に30年ではなく40年かかる
したがって、本気で職業転換を図らないと失業者があふれる危険があります。仕事は常に変わっています。70年前に就業人口の半分を占めていた農業従事者は、今では1%以下です。AIなどなくても、仕事の半分は無くなったのです。別にこれは一例です。
それは良い悪いの問題ではなく、人間が進歩を求め、成長しようと挑戦することの裏返しです。特定の技術が理由で仕事が変化するのではありません。我々は進歩を求めるゆえに、変化を同時に求めることにならざるをえません。それが仕事を変えるのです。当然。AIが今ある仕事を代替わりすることで新しい仕事が生まれる。重要なのは過渡期にちゃんと職業訓練と所得の再配分を行うこと >歴史は語る:技術革新は人間の仕事を奪わない