トヨタがカーシェア事業に本腰、2017年秋からハワイの販売店でサービス開始
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生産された自動車はスクラップになるまでの間、約95%の時間は停止しています。2年前にその観点で京大でワークショップやりました(平岡助教と共同主催)。
自動車がシェアされる数が増えると、そうした低い稼働率を上げることが出来るようになるので、車両コストの考え方が変わり(円/kmになる)、設計思想も変わってくるでしょう(所有欲をソソるデザインが不要に、稼働率が上がれば高コストな電池や自動運転システムを盛り込みやすい等)。
トニー・セバ等のRethink Xレポートにも、そうした発想(TaaS: Transportation as a Service)の提言がなされています。
https://www.rethinkx.com/
MaaS(Mobility as a Service)という似た用語もありますが、こちらは(コミュニティ自転車を含む)公共交通機関を一気通貫で使えるようにするシステムおよびサービスを指すようで、近年欧州でのコンソーシアムを含めて流行っていますが、これはユーザー側のサービスとしての利便性や、交通手段としての意義に主眼をおいたもので、TaaSはそれとは似て非なる概念です。買った車を貸し出すことで、車のローンの毎月の支払いを減らす、というのは、わかりやすく消費者に受け入れられそう
以下引用
2017年1月からはトヨタの金融サービス部門と連携し、トヨタの車の支払いをGetaroundで得た収益から引き落とすことができるようになるという。車で得た利益を車のコストに充てるための手順が減る
http://jp.techcrunch.com/2016/11/01/20161031toyota-partners-with-getaround-on-car-sharing/モビリティアズサービスの時代になり、所有のモデルが薄れ、車両がネットで遠隔診断出来るようになり、EV化が進んでメンテナンスサイクルが長くなったり、修理が事実上不可能な構造になると、販売収益のみならず、メンテナンス収益も押し潰され、ディーラー網は危機にひんします。それにどう立ち向かうか、その答えの一つとしても検討しているのではないかな。