トヨタがマツダにだけ株取得を認めた理由 - これは一方的な「買収」ではない
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注目のコメント
別でもコメントしましたが、あくまで私見として。
自動車産業をサスティナブルなモノとする為、このアライアンスが必要と言うメッセージは理解できます。
トヨタは自動車産業の維持の為、研究にコストのかかるEVやHEVの技術が必要なとこには一定の条件で提供していくつもりなのかとも思いました。もちろん自己犠牲というわけでなく、トヨタ一社で自動車産業が維持できるわけではないので、他社も頑張っていただきたい、と。
マツダも内燃機関について技術を持っている。また、ドライバーにとって車の挙動はどのような反応がいいのか、ただ「旋回上等のロードスター」なんてレベルの話ではなく、加速感減速感、このあたりのマンマシンインターフェースとして何が適切か、研究されている(過去に論文がいくつもあったかと思いますが、ソースがすぐ見つからずすいません)。
両社とも自社や目先の利益という範疇ではなく、今後の自動車産業を継続するためにどうすればいいのか、危機意識含め意識が一致してこのような流れになっているのではないかと思います。
私は期待していますし、今後このようなアライアンスは増えるのではないかと思います。マツダの技術力や両社の間に敬意があることはわかった。そうだと思う。
しかし、「もっといいクルマづくり」が、なぜ株式持合いになるのかがわからない。それぞれの500億円の合弁設立ならわかる。むしろ、両社の間の関係が緊密ならば、500億円の差し違えは不要なのでは?この点の発想が古い。
買収・被買収は、支配・服従と同義だが、今後の開発・生産における事業関係によって明らかになるのであって、株式の所有のしかたではない。