シェア自転車がオランダで一部撤去--新たに浮上した課題と解決策は
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企画・編集を担当しました。上海発のMobikeが日本進出を発表して注目が集まる「シェア自転車サービス」・・・ですが、オランダの首都アムステルダムでは今秋からシェア自転車を一部「撤去」すると市が発表し、業界が揺らいでいます。
「シェア自転車サービスの目的は、自転車を有効活用して街中の混雑を減らすことであるはずだ。これまでのところ自転車の数はむしろ増えており、私たちにはそれを止める義務がある」・・・とても難しい問題です。
シェアリングエコノミーの浸透に待ったをかけるような動きが、なぜスタートアップシティーを謳うアムステルダムで起こっているのか、この動きがあぶりだしたシェアリングエコノミーの課題とはーー。現地在住の行武さんにまとめていただきました。
注目のコメント
先日上海、北京を訪問したので、少し書かせて頂きます。
中国でのシェアサイクルの有用性はかなり高いと思いました。
私が思う中国(都市部)でシェアサイクルがヒットした理由は以下の通りです。
1.土地が広いので自転車を停める場所がたくさんある
2.自転車保有者のほとんどが古い自転車を保有しておりシェアサイクルの自転車を利用した方が自分が保有している自転車よりも良い自転車に乗れる
3.携帯決済が広く普及しているので決済が容易で早い
4.点から点(建物から建物)の歩行移動距離が長いため自転車の需要が高い
一方、日本はどうでしょうか?
(アムステルダムは行ったことがないので分かりません。)
1’.土地は狭い
→大量の自転車を停める場所はない
→人が多く集まる場所での自転車の供給がすぐに追いつかなくなる
2’.自分の保有している自転車よりシェアサイクルの自転車はクオリティが低い
→利用意欲に影響する?
3’.携帯決済はほとんど普及していない
→決済はどうする?
4’.点から点の移動が歩行でも苦ではない
→わざわざ自転車を使う必要ある?
結果:シェアサイクルは日本の都市部では需要がないのではないか?
私の意見
お台場等の埋めたて地エリアは、上海や北京に街の構造が似ているので需要がありそうに思えます、みなさんどう思いますか??アムステルダム市内では突然大量発生した感のあるoBike。
あれだけ落ちていれば自転車を乗り継いでどこにでもいけそう。
アムステルダムでは自転車の窃盗が多過ぎる為、GPS機能付で、盗んでも流用のしようがないような自転車だと盗難被害は減りそう。