「自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群」にどう立ち向かうべきなのか
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これはですね、基本的には認知的不協和から脱するための自己肯定化のプロセスに他人を巻き込む典型的行動の一つです。「最近の若い者は」なんていうセリフもそうです。全部が自己承認のための行動です。
だから、この記事にも書いてあるとおり、相手を尊重し認めてあげた上で、上手く自分のやりたい方向に誘導する、というのは正攻法でしょう。ただ、結局はこれも数の勝負なんで、こっちの味方を集めて、テメエの自尊心とやらをぶっ壊してやるのも手です(笑)。
向こうは親切や思いやりの姿をしながら、自分の過去の選択や行動を正当化したいだけですから、それを実践で否定してやるのが一番です。「ある程度長く続いていて、硬直化した組織」において「改善しようとすると、そこに長くいた人から何故かよく分からない抵抗や圧力がかかり、改善することが出来ない」というのは、一種のあるあるですよ。
これは一種の政治力の行使によるクラウディングアウトですよね。
私は会社においてこの感情労働に大分悩んでいた時期があり、偉い人に相談したら、こう言われた事がある。
「政治には政治で抗するしかない」
記事にも書いてある、個的にネワマシとか、取引先を味方に引き入れるとか、その守旧派よりも権力のある人を味方につけるとか、自分がその守旧派より強い政治力を身に着けて対抗するしかない、という事です。
なるほど正論だ、と思い、実行に移しましたが、元々政治センスがなかったので、途中で頓挫して、会社ごと辞めちまいました。
ただ会社という複数人が集う組織においては、多かれ少なかれ程度の差こそあるとはいえ、政治は発生するものなので、政治力をある程度着けておくのは、バカらしいとは思いながらも有益な事が多いです。尊重し、賞賛してあげてください。
古くからいる人たちの苦労を尊重すると同時に、その苦労から考えたことを提案してもらうのもありですよ。
こちらが考えたことも、その人が提案したかのように話を進める。いくつかの提案から、アドバイスをもらうようなかたちで選んでもらう。
要は、今までの苦労があったからこそ、こんな改善ができたんですよとなればいいんです。苦労したことで、いい思いができればOK!
どこにでもいますから、この症候群の人たち。企業の中にもたくさんいますよね。