三菱自に電撃出資、自動車業界の覇権射程に-ルノー日産の野望 (上)
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注目のコメント
野望とか覇権とか、いたずらにセンセーショナルに扱うのは、多くの従業員や取引先の生活が重大な影響を被っているので、軽薄でいただけない。一将成って万骨枯るだ。
一人のスーパーヒーローを作り上げた方がドラマ的で一般うけするのだろうが、大規模企業のオペレーションは組織と規律の土台の上にリーダーシップが機能する。その逆はない。
ゴン改革が(一応の)成功をおさめたのには、多くの多様な理由があるだろう。体験的には、①具体的な改革案の大半が既に日産内に事業構造改革プロジェクトとして存在していた(改革の可能性と改革案の存在がルノーに日産への出資を決断させた)こと、②それら改革案の実行計画への格上げが(教科書的ともいえるほどに透明性をもって)、合理性と実行責任(コミットメント)に基づいて決定されていったことにあると思う。
実行計画には、成功したもの、失敗したもの、練り直しになったものや棚上げになったものもある。その意味て、打率はおそらく3割位で、ホームランは少ないと思う。
ルノーニッサンの改革戦略が普遍性を持つとは限らない。ロシアでは成功しているとはいえざ、ブラジルは苦労続きだ。三菱も成功するとは限らない。
過去の「成功」体験に拘らないことだ。