• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

社員の7割は知的障がい者。"働く幸せ"を実現した町工場の奇跡

NewsPicks編集部
521
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • ノンフィクション作家、小説家、インタビュアー

    4年間取材をして書いた「虹色のチョーク」には、社員の7割強が知的障がい者のチョークメーカー・日本理化学工業の日常と経営者の70年に渡る激動の日々、そこに集った社員たちと家族のドラマを綴りました。知的障がいがありながら匠の技を持つ職人として、いきいきと働く社員たちの表情を文章にしたのです。
    知的障がい者がチョークのシェアNo. 1を築いた事実に、誰もが「奇跡の会社・奇跡の工場」と言います。けれど、そこには魔法はありません。大山泰弘会長の「知的障がい者雇用こそ我が使命」という信念と、知的障がい者が能力を発揮する製造ライン・工程の素晴らしい構築があるだけです。その環境中で、障がいのある社員たちは能力と自主性を発揮し、最高の品質・楽しく快適な職場を実現していくのです。
    川崎市高津区にある工場の取材を終えた帰り道、いつも思っていたのは「働くことが、人にとって掛け替えのない喜びなのだ」ということでした。その喜びを経営者と知的障がいのある社員たちが、手を取り合って作り上げていることを、多くの人に知って欲しい、と願いました。
    しかし、この本の執筆を続けて行く途中、眠れぬほど思い悩んだことがありました。それは、取材した社員の方々を実名で記して良いのか、と言うことでした。日々そこにある出来事、唯一無二のストーリーを描くには実名は必然です。しかし、実名をあげたことでご本人やご家族に差別の刃が向くことはないか、と考え、恐ろしくなりました。
    1年近く迷い悩んでいるその時、あの相模原障がい者施設殺傷事件が起こったのです。施設に暮らす方々を抹殺するとして行われた残虐な犯行の報道に触れながら、私は実名で記すことを決めていました。大山隆久社長と従業員の皆さん、知的障がいのある社員の方々、そのご家族が勇気を持って「名前を書いてください」と告げてくれた意味を思いました。
    知的障がいがあるから、と隠された人生は、日本理化学工業には一つもありません。皆、溌剌として自分の人生を紡ぎ、そのご家族は「幸福です」と笑顔を浮かべているのです。皆さんの思いに応えなければと、私は執筆を再開しました。
    書き上げた原稿を、働くことの意味を思い悩む方、そして何より経営者の皆さんに読んで欲しい。必ず、自身にとっての「働く幸せ」を思い起こしていただけると思います。


  • NewsPicks Studios / NewsPicks Team Leader

    ピッカーのみなさんは、障がい者雇用について意識したことがあるでしょうか。(一定以上の規模の企業には義務付けられていますよね)

    神奈川県川崎市にあるチョーク製造会社・日本理化学工業は社員の7割が知的障がい者ですが、国内チョーク業界でシェア50%を超え、トップメーカーの地位を築いています。

    この日本理化学工業を、7月のプロピッカーであり、ノンフィクション作家である小松成美さんが描いた書籍が『虹色のチョーク』です。

    この書籍に関連し、NewsPicks編集部は日本理化学工業の大山社長と小松成美氏の対談を企画。対談を通して「働く幸せ」について改めて考えてみました。

    AIやIoTのような最新技術の話ではありませんが、とても本質的で大事な話をしていると思います。一人でも多くの方に届くと嬉しいです(初回は無料です)

    明日は、この理化学工業がどのようにして障がい者雇用をスタートしたかに話が及びます。


  • badge
    (株)こうゆう 花まる学習会 代表

    最初の本「日本でいちばん大切にしたい会社」にあったように、知的障がいの方が入ることによって、共に働くメンバーが独特の温かい空気になることは、弊社でも痛感した。父性や母性が引き出される感じ。これは彼らの強みだ。
    大山さんや古くはヤマトの小倉会長のスワンベーカリーのように、胸を張って働ける場を提供した方々は偉いなあと思う。
    ただ、障がいというのは百人百様に異なるので、唯一解はないし、甘くはないことは確かだ。うちの子のような重度の重複障がい(立てない歩けない喋れない)の場合は、個人に焦点を当てている限り、親にとっては可愛くて仕方ないが、みんなの負担になっているばかりだ。私も本当に、彼の存在意義を考え抜いたが、何年も答えは見いだせなかった。
    ようやく「個人戦ではなくペア戦として見れば、彼らに大きな力がある」ことに気づけた。私なりの答え「パートナー論」は下記。
    http://www.hanamarugroup.jp/column/archives/2497/


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか