【データ図解】「老後崩壊」を回避する5つのシナリオ
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指摘されるようにこのような生き方をする上で「健康」が大きな課題。健康のために努力することは、ベースラインを上にみるか下にみるかで、リスク低減行動とも投資行動ともとれるけれど、その投資効果は寿命が長くなればなるほど高まる。
その上で、完全な健康体を維持し続けて、ある日突然ぽっくり死ぬことも難しい。平均寿命ほど健康寿命が伸びていないからこそ、個人として身体が衰えてもできる仕事を探すこと、社会として衰えた身体で働くことを支援してくれる技術をつくることの重要性が高まっているのでは。
それにしても、「多様性に富んだ人的ネットワークは、変身の基盤をつくり出す」というのは正しいけれど、社会のマジョリティが「多様性に富んだ人的ネットワーク」でポートフォリオ型で仕事をしているという姿は、グラットン氏のいるイギリスではイメージしやすいけれど、日本ではなんとなくイメージしづらいのはなぜだろう。5つのシナリオのうち、現役期間を伸ばすことが最も重要です。
年金がスタートした1961年の時、受給開始60歳で、平均寿命が男性66歳、女性70歳。2015年では、受給開始65歳で、平均寿命が男性81歳、女性87歳です。
要するに、寿命まで8年分を支えればよかったのが、20年分支える必要がでてきているわけです。
一人あたりの年金支給額は減る方向になりますから、少なくとも70歳、できれば75歳頃まで元気に働き続けられるかが重要になります。「老後」とは75歳以降だと捉えなおすべきです。要約すると前半3分の2は「40代はカネかかるから今から貯蓄しとけ。特に教育費は見落としがち」、後半3分の1はいつも通り「キャリアを複線化した方が安全ですよ」という話ですね。実情として新しい話ではないですが、数字として勉強し直すにはいい記事だと思います。
しかし、途中の「資産運用で増やす」の部分で「毎年平均3%の運用益を確保できれば、60歳時に4000万円あれば老後資金6000万円は作れる・・・」とありますが、このご時世に確実に3%の運用利回りというのは何を想定しているのか。そこがどうにも引っかかってしまいました。