3歩進んで2歩退がる、ジェフ・ベゾスの「失敗力」
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全てのものが欲しいときに比較的安い価格で手に入る。しかも、ものすごくお手軽に。さらに思いもよらない欲しいものまで手に入るかも。
このためには、わざわざ人が運ぶ必要はない。取りに行く必要もない。
ドローンが届けに来てくれたり、自動運転で無人配達してくれたり。
科学の発展とは生活をより便利にするためにあるから、人類の長期的視点で見れば、既得権益者の反対なんて屁でもないんだろうね。
注目のコメント
アマゾンが圧倒的な「事業力」を有する理由は次の三点にあると思います。本稿中には7つの明言が紹介されていますが、ポイントは次の三つです。
1)これでもか、これでもかと、顧客満足を永遠に上げ続ける。
2)とにかく、新しい試みをやって、ニュースとして世間に知らしめる。
3)事業のカタチを創るスピード感が極めて速い。
三つとも修飾語をつけて強調していますが、その徹底ぶりがすごい。まず、プライム会員になると、同じ金額のままで特典を増やし続けられ、「満足」が「信頼」へと変わっていきます。私もこの発想を自らの事業に応用しましたが、すこぶる好評です。勉強になりました。次に、彼らが何かを発表すると、メディアがこぞって取り上げます。それだけ、注目を浴びる「仕立て」にしているのです。ただし、本稿中にもありますが、結果的に「失敗しそうなもの」も含まれていますので、トップの、失敗を恐れない革新的イメージが重要なのだと思います。そして何と言っても、オンライン書籍販売という決して簡単ではない事業を抱えたまま、あれだけ多彩な事業へと広げられる人材力です。これは本当に難しい課題です。あのスピード感についていける人材を、今日まで多数輩出できているのは、現場力というより、リーダー層(幹部層)のトップダウンがしっかり効いているとしか思えません。きっと彼らは、ベゾス氏と一緒に仕事をしながら、学んできたのでしょうね。文字で書けば簡単なことですが、「3歩進む」なんて超人的であり、「2歩退がる」のを恐れないなんて普通ではありません。ましてや結果的に「1歩進んだ」状態にできるわけですから、本当に、学ぶことだらけです。ベゾスの理念は常にシンプル。今日の目の前の顧客とキャッシュフローを大切にする。長期的と言うよりは非常に足下を見た経営のようにも思えます。300年後を見ている孫さんとは真逆に思えますが、社員にも理解実践しやすく、後継者も育ちやすいように思います。孫さんのビジョンを後継できる人は出てこなそうですから、、。